お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

2歳の三角関係は晴れやか

同級生3人組が、あることでもめ始めた。

ショベルカー型のおもちゃトラック。

 

それを、

・1人で乗りたいAちゃん

・押してあげたいBくん

・それでもめている2人をなだめたい私の娘

 

 

3人の主張は一方通行。

 

 

Aちゃん『やめて~!1人で乗りたいのぉ!』

Bくん『押したいのっ』

娘『やぁめぇなっ!』

 

Aちゃんは、

その時間私が預かっていた友達の子だったので、

私と夫、

そしてBくんのお母さんの

3人の大人が見守っていた。

 

やり取りは10分くらい続いた。

 

でも誰もその言い合いを

なだめたり、諭したり、止めたりしなかった。

 

どの意見も

『うん、そうだよね。』と、言えるケンカであった。

 

すると娘が、

ショベルカーのショベルの部分に

なぜか、てんとう虫を入れ始めた。(ケンカしてたことを一瞬忘れる)

 

え!

 

すかさずAちゃんが「てんとう虫やめて~!やだ~!」

 

ありゃりゃ、苦手だったか!

 

すると娘、

Bくんに向かってまた

「やめな~!」

 

え⁉ちがうよね⁉️

 

Bくんもそう言われてまた

「押したいのっ」

 

「話が行き違ってる~!でもケンカになってる~!」

と、大人は大笑い。

 

そのうちにBくんが、フラっと他の場所へ。

ケンカはおしまいに。

またみんなで遊び始めた。

 

いつも公園や子どもが集まる場で、

初めて会う子やお母さんに

「すいませんうちの子が!」
と、謝り

「貸してあげなよ、使いたいって言ってるよ。」
と諭すけど

本当は、あんまりよく思っていない私。

 

わが子は、

本当はそんなこと思ってないし

相手の子も、

それで逆にお母さんに叱られたり。

 

それでも、そう言ってしまうときがある。

なんというか

「お母さん業界」の

通語みたいな感じで言っているんだと思う。

そう言わないと悪いよなぁと。

 

仕事柄、子どものケンカはよく目の当たりにしたが、

本人たちが言いたいことを言い終えるまでじっと話を聞いて、

ケンカできる環境があることを大切にしたかった。

大人が必ずしも、正しい答えを持っているとは限らない。

 

子どもはちゃんと、解決する力を持っていて

2歳は2歳なりに収めることができた。

すごいね。えらかった!

 

そしてそれを、

大人が待つことができた時間。

すっごく充実していたし

誰も「すいません」とは言わなかった。

それよりも、ケンカする小さなお口たちがなんともかわいかった。

 

 

2歳のケンカは、

なんとも晴れやかな気分で幕を閉じた。

2件のコメント

2歳のケンカは、2歳で解決する。
ちゃんと、それぞれがバランスを取っているんだよね。

子どもの世界を大人が邪魔したらダメよね。

私も、気をつけよう。
おばあちゃん業界がよくやるのよ。

今日はありがとうございました(^-^)

そうなんですね。子ども同士でケンカをするとややこしい場面もありますが
このケンカは、それぞれの主張を言い切って終わりました(笑)
いつもは「ダメって言われちゃった…」などと言って泣く娘も
泣かずにケロっとしていました。

大人が本当に手を差し伸べるべきか、よく観察が必要ですね。

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ABOUT US
吉村優
◇MJプロ ◇神奈川県横須賀市在住  ◇2016年生まれ 1人娘 ◇わたし版「pokke版」 ◇夫は10歳年上 ◇学童保育指導員  ◇『お母さんのことはお母さんに聞こう』が私のお母さん大学キャッチフレーズ  ◇「母時間ラジオ」パーソナリティ