お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

偶然の、いい出会いふたつ。

土曜日、仕事を終えて15時過ぎ、保育園に子どもを迎えに行ったあと、
車で15分ほどの近くの海へ直行です。
そこは、昨年見つけた、お気に入りの、人が少ない地元の海岸です。

この日、偶然の、
いい出会いが2つありました。

…………

海には小学生の男の子とお父さんがいました。

カニをつかまえる!と張り切って網とバケツと浮き輪を持った娘。
海へ入るとさっそく…
「うわっ!フグの赤ちゃんや」

「見せてー」

男の子がやってきます。

男の子は泳ぐのが上手でした。
娘はそれを見て、浮き輪でプカプカ真似しようとしていました。

そのあと、砂浜にある小さな幾つもの穴。
「掘ったらカニがおるで」とお父さん。
男の子は懸命に穴を掘り…

「出てきたっ!」
「つかまえたっ!あげるっ!」
走って娘のバケツへカニを入れてくれたのでした。

男の子の真似をして、懸命に穴を掘る娘。魚を捕まえようとする男の子についていく娘…。

「おい、そろそろ釣りに行くならいかんと。
明日の朝まで我慢するか?」
とお父さん。
「行く!」
その後、お父さんと男の子は、近くに停泊させていた自分の船で釣りに出かけて行きました。

「いってらっしゃーい!」
手を振る娘と私。
手を振り返してくれる男の子。

かっこいい親子だなぁ。

………

そして間もなく次に海へやってきたのは、スイカ一玉と、一眼レフカメラを構えた若者6人。

スイカを海へ入れ、そうこうしているうちに、スイカが割れてしまいました。
それを見ていた娘。
「スイカ食べたーい!」

予め、保育園から帰ったら海に行くことを娘と約束していたので、
この日、(海から帰ったら食べようと)私は職場でスイカを買い、家の冷蔵庫に冷やしていたのです。
「家にあるからね、帰ったら食べよう」。

しかし、です。

「…スイカ、いりませんか?」

若者たちから声がかかりました。

ここからです。
娘と若者との触れ合いが始まったのは。

スイカへの見事なガブリつきに、
若者の、撮影意欲が描きたてられ…

モデルと化した娘!

そして、一緒に遊んでくれるのです。

「写真、大丈夫ですか?」
「一緒にかけっこしてもいいですか?」

礼儀も正しい、女性2人、男性4人の若者たちです。

聞けば、一人は大学生でしたが、恐らく20代前半の、カメラという共通の趣味の仲間とのこと。

あー、清々しいなぁ。

「iPhoneですよね?」
と、撮影した写真をその場で私のスマホに送ってくれました。

その写真たち。さすが、一眼レフが趣味というだけあって、!!写真がウマい!!

(一応私もメディアの仕事をしているので、そのあたりはわかります、笑!)

親の目線では捉えることのできない写真。

ありがたや。

とてもいい写真をもらいました。
とてもいい思い出ができました。

素敵だな。

若いっていいなー。

なんとも気持ちのよい、心地の良いひとときでした。

「ひびきちゃん、バイバーイ!」

みんなが、手を振ってくれたのでした。

名前、聞かなかったね。

だけど…

こうした偶然の出会いは、
夏の魔法です。

影濃く、心に残してゆくのです。

おねえちゃん、おにいちゃんとあそんだと、

きっと4歳のこころにも刻まれたよね。

6件のコメント

宏美さん 返信が遅くなりごめんなさいっ!!嬉しいコメント、ありがとうございました♡
子どもが出会いを呼んでくれる。子どもがいたからこその出会い。
これはとっても嬉しいことです♪

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ABOUT US
白川奈保
埼玉出身、2013年~香川へ。介護職の夫と、小学生の娘と、インコのとっちゃんと暮らす。 日常は、介護、医療、福祉に関するフリーの物書きとオーガニックなお店の店員。 好きなもの:沖縄、南米、高校野球、音楽いろいろ。 FB、物書きとしてのネームは「向田奈保」です。