お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

大絶叫で実感したありがとう

幼稚園で働いていた20代。

 

毎月のイベントとして、お誕生日会があり、子どもたちは自分の誕生月を楽しみに待っている。

お誕生日会当日の子ども達は、

髪型を可愛くしてもらったり、

はにかむような表情をみせてくれたり、

その一つ一つの姿がとっても可愛くて、私も毎月楽しみだった。

 

おめでとう!

ありがとう!

このやりとり、とっても素敵♡

でも、本当にありがとうを伝える相手は?と、先生たちと話し合った時、

お家の方を1日招待しよう!大切な日を一緒に楽しんでもらおう!という企画へ進化した。

 

お子さんの好きなところ、

生まれてきたときのこと、

名前の由来など、

私たちも知らないエピソードをみんなの前でお話ししてもらおうと。

 

主役の子ども達は、お家の方がこんな想いでいてくれるんだと実感する。

僕の時は?私の時は?と、毎月のお話タイムが楽しみに!

誕生児だけでなく、クラス全員が真剣に話を聴き入る時間でした。

 

生まれてきてくれてありがとう。

産んでくれてありがとう。

 

このやりとりがとてもあたたかく、時にはみんなで涙を流したことを現場を離れた今でも思い出します。

 

 

当時の私は、まだ独身で、母ってすごい!こんなに一人一人のエピソードが300人近く

世の中にたくさん子ども達がいるから

あ〜!もう計算できない!!

誕生日っていい日だなぁ〜!

将来の自分はどうなるんだろう?

そんなことを考えていました。

教え子たちに【お家の方にありがとうを!】と伝えているくせに、

肝心な私は恥ずかしくて言えずにいました。

ギリギリ、メールを送ったり送らなかったり。。

 

 

 

が!

3年前。

長男を出産の時、

分娩台に移動するときに

岸さんのお母さんもどうぞ〜!と(立ち会う予定ではなかったけれど)

実の母も、急遽立ち会ってもらうことに!!!

 

子宮口最大で分娩台に乗ったので

もうお願い〜!

痛い〜!辛い〜!

産むのやめる〜!

一回休みたい〜!

出てきて〜!!と

苦しくて、もがきながら、

しっかり!と怒られつつ。

はいはい!と流されつつ。

 

おかーさーん!

母になる直前に、おかーさーん!と叫ぶわたし。笑

 

お母さんも

こんなに大変だったのーー??

と泣き叫びながら(絶叫しながら?)

話すわたし。

 

母は涙目で、

そうだよ!!

わたしは3回も味わったんだから!!の答え。

 

こんなに苦しい中、産んでくれたんだ!と思ったら、

本当にありがとう。とその時に改めて実感しました。

 

 

沖縄で生まれたわたし。

「千尋が生まれた日、お父さんは仕事で東京タワーにいてね、

その時、設置した機械と一緒に長女誕生!って書いたんだよなぁ。」

と、誕生日を迎えるとよく話してくれてた父。

へぇ〜!そうなんだ〜!と思っていたのに、

東京タワーをみると、誕生日を迎えると、父の話も思い出す。

歩き始めたのが早かったから小さいサイズの靴がなかなか見つからなくて!

と話して、大切にしまっておいてくれた靴も。

こうやって残してあることが、嬉しい!

 

 

今や、わたしもなんとか2児の母。

両親がいたから、今のわたしがいる。

大変な思いをして産んでくれた母と、

厳しくもいつも遊んでくれていた父を思うと、自分を大切にしようと思える。

そして、子どもたちを大切に育てようと改めて思う。

昨日、長男からは、

「かーたん、おめでとう〜!お誕生日なの?明日?」と言いながら、歌を歌ってくれました。

今日、次男はハイハイが出来るように。

2人なかよく寝付き、こんな些細なことに、ジーンときた1日でした。

 

 

誕生日、やっぱり恥ずかしいけれど、今年も伝えようと思います。

 

 

35年前、

頑張ってわたしを産んでくれて、ありがとう。

 

8件のコメント

かぁああ〜!!!泣ける!!朝から泣ける!!(ホテルで1人泣いています)
分娩台で、おかーさーん!はちょっと笑っちゃったけど(笑)お母さんになってから、自分のお母さんのスゴさを思い知らされまくりだよね…お母さんはあーなのに自分はなんて無力なんだろうって思うけど、当の本人達もいまだに同じこと考えてるみたい。
いつか息子くんたちも ちっぴーが強くて優しくて楽しいくて素敵なお母さんってしみじみ思う日がくるね!

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るりちゃん!旅先からありがとう!
笑えるよね!我ながら情けない!
でもお産の時に、腰をさすってもらって母の手の温かさを思い出したよ。
頑張りなさい!って最後に背中を押してもらえたから、わたしは母になれた。とおもう。
感謝だねぇ!

お母さんも涙目で答えてくれたんだね(;_;)
あの日のあの子がこんな瞬間を迎えてるって思ったら
私も絶対泣けちゃう!
幸せな日のエピソードを、おすそ分けありがとう。(^-^)

母の表情しか見ていなかったけど、すぐそばに立っていた旦那は、このやり取りを聞いて、
「息子が出てくる前に泣かされると思わなかった!不意打ちすぎる!」と。笑
母・娘でよかったなと思うから、ゆうちゃん先輩が羨ましい!

植地さん!ありがとうございます!
育てにくかった〜とよく言われているわたしですが、
どんな時も味方でいてくれていた!味方でいてくれる!
そんな母にわたしもなりたいです。

私も泣けたー!
そして、分娩室でおかあさーん!分かる分かる!
私も気が利かない旦那より、母に寄り添ってもらうことがどんなに心強かったか!笑
東京タワーみたら、私もちーちゃん思い出しそう!

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ABOUT US
岸千尋
https://www.okaasan.net/author/kishichihiro/ 小中高と横須賀で育ち、父の転勤で東京へ。縁あって横須賀に戻ってきました! 小3・年長•1歳、3兄弟の母。MJプロ。 最近家から見える東京湾の海に出入りする船を眺めることに癒されてます。 いつも息子たちを追っかけて、泣いて、笑って、忙しいけれど、あっという間の日々を残して行きたいです!