お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

生活団という選択肢② ー 通団鞄

駐輪場のおじさんに聞かれた。
「自作?」

よくぞ聞いてくれました。
特徴的なこの鞄は、子どものデザイン、母の手作りなのです。

2年半前、生活団に入ることが決まり、指導者から初めて伝えられたのが、通団鞄は手作りとのこと。
知らなかった……。
私、子どもが入団する前に、退団しないといけないんじゃないだろうか…。

裁縫が好きではあるけど、得意ではない。
家庭科で習った基本的な事は分かるし、仕事もアパレル関係だった。
しかし、実務はダメなのです。
マチとか付けた事ないし。裏地とか付けた事ないし。

でも人間、締め切りがあると何とかやるもので。
出来上がった時の喜びと、自分が作った物を子どもが身に着けてくれる嬉しさは何とも言えません。

こちらは次女が生活団で10色くらいある生地の中から生地を選び、数ある飾りの中から飾りを選び、布の上に置いていったもの。
それをテープで留めた物を持って帰って来て、これを母が縫ったのでした。

うちは長女は、別の幼稚園に通っていたので、次女だけ手作りの物が多いと、長女も欲しがると思う。
実際欲しがったので、指導者にキットだけ購入できないかと聞くと、これは美術の一環とのこと。
これが美術の一環だとは斬新でした。
母と子の合作です。
長女は、また折を見て、自分で材料をそろえる事にしようと思います。

この鞄、ご縁のつながりも感じる鞄でした。
今年の春、次女が遠足に行った時に、付き添いの大人に話しかけて来たサラリーマン風の男性がいました。
幼児の集まりにサラリーマン男性、一見共通点がなさそうな感じですが、何を話しかけられたのか聞くと、「○○山に行くんですか?」と。
その男性は、子どもの時に生活団に通っていて懐かしくなって声をかけたのだとか。
あいにく遠足のコースは○○山ではなかったのですが、その方は次女が通う生活団とは別の場所の生活団に通っていたそうです。
(生活団は現在、全国12か所にあります。)
鞄が別の地域と別の世代を結びつけるご縁のきっかけになっていたなんて。

お友達皆と同じ、でも皆と違う。
子どもそれぞれに選ぶ飾りも、付ける量も位置も違う。
お揃いのようで、オリジナルの鞄なのです。

6件のコメント

最初のテーマは、カバン作りでしたか。キットがあれど手作りなのね。
これが美術の一環とは。 針仕事が苦手な私にはアウトです。
でも、頑張って作られてお母さんが作ってくれた、自分もデザインした貴重な鞄なのですね。
子供は喜ぶし大切にしてくれるでしょうね。 そして何よりもそれを見て見知らぬ方から 私も生活団でしたと声かけされるとご縁の発見になったのですね。縦横の関係が生まれると嬉しいですね。
何だか楽しそうなお話です。 きっと子どもの生活に色んな気づきを発見させてくれそうです。
また、楽しみにしています。

それが、私もそんなに針仕事は得意ではないんです。
家庭科で習ったことぐらいしか分からないものですから、できる範囲が知れてます。
ただ締切があるのは背中を押されます(笑) 分からないところはもう作った人に見せてもらったり、試行錯誤ですが、そうして出来上がったからこそ、子どもが身に着けてくれるのはうれしいです。
キットでは語弊があるかもしれません。指導者が布を皆と同じサイズに切っておいてくれているというだけで、生活団の自前のキットということです。
私も鞄がきっかけで、そんなご縁を発見することになるとは。ほっこりした出来事でした。

戸﨑さん、こんにちは!
ステキなかばんですね!私、お裁縫出来ないのでキャーっとなります(笑)全部自分で選んで考えたものが形になって、それを身につけるって、お子さんにとったらすごく嬉しいですよね
その男性も話しかけて下さるなんて、優しい方ですね!きっと、生活団に良い思い出があったから、嬉しかったのだと思います☆

ありがとうございます!
私も裁縫ができる訳ではないんですが、作りたい気持ちはあったので、いい機会になっています。
母の中にも、オーダーメイドの服を作っていた母から、苦手な母までいて、フィールドが違うのに集まってるってお母さん業界ならではですよね。
生活団に良い思い出があったのかもしれませんね。そう思うと、嬉しいですね。
今お子さんを通わせてて、お母さん自身が生活団に通ってたという人が「生活団に通ってたときが人生で一番楽しかった!」と言ってたので、きっとその方もいい思い出があったのかも☆

お母さん頑張りましたね~~!
私も裁縫ニガテ~
でもなぜか意地で学校のぞうきんは手縫いと決めています(笑)100円で買えますけどね。

生活団、名前もなんだかカッコいい。

植地さん、ありがとうございます~!
裁縫、やり出すと結構楽しいですよ。腰を上げるまでが長いんですが(笑)
うちもぞうきんは古いタオルを再利用です。回していかないともったいなくて。
前は百均で売ってる事すら知りませんでした。
私が裁縫してたら子どももやりたがるので教えて、ぞうきんを縫うのが失敗してもいいからちょうどいい~。学校用のは子どもが縫ってます。
生活団行ってた母でも「名前があかんわ」と言ってたので(笑)、生活団の名前、そう言ってもらってうれしいです。

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ABOUT US
戸﨑朋子
MJプロ。 12歳(小6)と8歳(小3)の女の子がいます。 子どもが生まれて、今までに感じた事のない気持ちやを感じて幸せだったり、ダメな自分を突き付けられる思いがしたり。 何があろうと思うのは、子どもが生まれて良かった。 色んな思いを綴れたらと思っています。