生活団のお食事は、母が作ります。
母が作ると言うと驚かれますが、週に一度なのでまだできます。
生活団に入る前に、友達で子どもを生活団に通わせている方がいたので、それはFacebookの投稿で知っていました。
生活団に入って、いくつか係があり、献立係というものになりました。
皆で、「来週の献立何にする?うちはこのメニューが子どもに好評で」と話し合う係かと思いきや、人数分のお食事の材料の計算や注文をする係なのでした。
カロリーや栄養バランスが計算された献立で、数年前から献立の固定化がされてるらしく、残念ながら献立の紹介し合いはありませんでしたが、代わりに献立の内容はだいたいここから出ます。
幼児食カード。
これは、入団と同時に買ったのですが、当初は「何で買わなあかんのやろ」ぐらいに思っていました。
それが、この幼児食カードの献立、材料が多いので手間はかかるけど、はずれなし!
ここの生活団が始まって60年くらいらしいのですが、その間手直しが加えられているので、子ども受けがすごくいい味付けになってます。
レストランのメニューというよりは、家庭らしい味という感じです。
最初は、このカードを買うのもためらった私ですが、今ではこれがワンコインって安いくらいに思います。
今の時代、ネットでレシピは無料で手に入るけど、玉石混交。いいレシピを見つけるのは難しい。
それが、このレシピの味付けは間違いなし。
普段、私に気を遣ってか何でも「おいしい」という旦那さんも、生活団レシピのミネストローネをした後なんか、トマトジュースを買っておくほど。
お食事作りは、母がローテーションで。
3,4人で、子ども10人前後(クラスによる)+指導者3,4人+お台所に入る母+検食の20人弱のお食事を作ります。
家では料理すると言っても、団体食、皆で作るという事でいつもそれなりの緊張感があります。
4才組で最初の方に食事当番に入った時なんて、カレーを作ってた時だったか、緊張して鍋から取ったあくを大事に取っておいて、りんごのすりおろしかと思ってまた入れそうになったりしてました。
同じ年齢の子を持つ母と言っても、主婦歴は様々。
4人の子を持つ母なんて、手際の良い事。
手際の良い母は、自分の担当を終わったら、他の分まで「手伝おうか」と言ってる。
私も、早く自分のを終わらせて、人を手伝わないと…!と意気込み、失敗してかえって手伝ってもらうなんて事も。
団体食なので、計量もして等分に配分します。
料理法が簡単な物(例えば、焼き魚)でも、等分に計量するのが難しかったり。
今日の献立は簡単と余裕でいると、1品終わってもう1品に取りかかってると、「あ、かぼちゃが焦げていた」とか。
最近は、焦らず自分の担当を無事終える事に専念するようになりました。
先程書いた検食について。
初めて食事当番に入った時は、小さなアルミのお弁当箱のような物に入ったお食事。
お供え?と思ったら、団体食ではもし何かあった時のために、全ての主食・副菜等を50gずつ取っておいて、2週間は冷凍保存しておきます。
そんな事をするんだなというのも、食事当番で初めて知りました。
お食事作りの楽しみはもちろん、自分達で作ったお食事を食べられる事。
家だったらこんなに品目数入った昼食は作れないというお食事でも、皆で作るからできるんです。
それと、子ども達の様子が伺えること!
お台所に入りながら、子どもが言った発言が聞こえて来たり、クラスの雰囲気が伝わって来るのは、生活団ならではのこの時期の子どもの様子を近くで見られる機会です。
お食事が終わったら終わりではありません。
次は軽食の準備に取りかかります。
おやつなんて、家では買うかないの2択でしたが、手作りだなんて、なんて贅沢な時間なんでしょう。
色々大変な面もありますが、レパートリーを増やしたいと思っていた私にとっては、お食事と軽食の事を知れたのは、結構大きいです。
便利な世の中だからこそ手間暇かけた団体食には光を感じました。
面倒くさいと思いながら参加するのではなく、学びとっている姿勢が素晴らしいです。
大変ではあるんですけどね。上の子の行事のスケジュールとの兼ね合いなど。
でも少し入らないでいると、子どもの様子見れないのが寂しかったりもします。