お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

座布団12枚!

29年前に父を亡くし、その一年後に私が結婚するとき
母がどうしても譲れないと言ったのが「嫁入り支度」。
たぶん父がしたかった用意を母ががんばってくれた。
着物が好きな父が早くからたくさんこしらえてくれた着物や
近所の布団屋さんが「待ってました!」と張り切ってつくってくれた嫁入り布団。
大きなトラックに大きなタンスや荷物とともに紅白をかけて
実家からずらずらっと車を並べ、荷出し。
きっと父も見ているだろうと、しんみりと晴れやかさが混じった思いの
行進だった。

そのときの荷物にお客さん用の座布団5枚、夏用5枚、
嫁入り布団の布でつくったペアの座布団2枚の計12枚は
正直かさ高くて、子どもが生まれてから実家に預けることになった。

もう二度と日の目を見ることはないかも、と忘れていたのに
お母さん業界新聞大阪版を決め、お母さん大学大阪支局の拠点で
折々おしゃべり会など、人が集まるようになって思い出した!
「ええ座布団あんで~!!」

5枚ずつ小出しにしていたが、今は12枚が活躍中。
「うかばれる」ってこういうこと(笑)
座布団がへたるまで使い続けよう。
お父さん、座布団つくってくれてありがとう。

 

4件のコメント

私も座布団は5枚ですが、ほとんど使うことなくクローゼットに入ったままです。
お客様用だからと自分が使う座布団は2枚別に買っていたので、それは今娘が授乳時に使用しています。
親の親切には素直に従ったものの、時代や環境に合わない嫁入り道具だなと思い続けてきました。
今では随分そのあたりは変化してきて、昔風と今風はお互いに話し合いで決めていくのがいいなと思います。

これからはもっとドライになっていくんでしょうね。
商店街で育ったので、余計に布団屋のおっちゃんやおばちゃんが
つくってくれたものがありがたかったこと、今になってじわじわきてます。
仕立てがしっかりしてるから丈夫です♪

若い人はそんな光景も見たことないでしょうね。
2トン超のトラックにおっきなタンスとか、鏡台とか並べて
紅白のリボン?布?で飾るの(笑)
昔はそういう車が列になって走ってたけどなぁ。

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宇賀佐智子
大阪の宇賀佐智子です。30歳長男・27歳長女の母。大阪エリア版編集長を2018年から4年間務めました。子育てが楽しくなる大阪、誰もが子どもたちの未来を考える大阪、美味しい楽しい大阪を目指します♪