お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

”バリアレス”から”バリアフリー”へ

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バリアフリーって何だろう、どういう状態だろうと、時々考える。
自分が生まれつきは左利きだった名残が時々出たりして。
海外で、国によって、女性だからと嫌な思いをしたり、逆に丁重に扱われたりして。
手術の後、スタスタ歩けなくなって。
小さい子どもと荷物を抱えて出かけるようになって。
歩くのがゆっくりになった親と外出するようになって。

今の日本は、私の親世代からみたらだいぶ恵まれているのだろうと思う。
オムツ交換ができるお手洗いも、離乳食のあるレストランも、エレベーターも増えて。
子どものお箸には左利き用、右利き用も選べたりして。
女性が一人で夜街を歩くことも、タクシーに乗ることもできたりして。
でも私は、今の世の中はまだ、”バリアレス”だけど”バリアフリー”ではないと思う。

階段を前に、ベビーカーから子どもを下ろして抱っこし、荷物を肩にかけ、ベビーカーを畳む。
その横をたくさんの人が声をかけずに通り過ぎて行く。
そんな時私は、ベビーカーを持って運ぶことも、
抱っこできないもう一人の子どもと手をつないで階段を歩くこともできる。
「運びますよ。」「手をつないで一緒に行こう。」
道端で迷っている様子の人には、「どこかお探しですか?」
荷物が重たそうにしている人には、「途中まで方向が一緒ならお手伝いしましょうか?」
・・・躊躇せず、そう声をかけることができるようになった。(お母さん業のたまもの!)
「いえ、大丈夫です。」と断られる時もあるけど、そんな時も「お気をつけて。」で終わらせられる。

本当に必要な時に手が届かないよりは、ちょっとおせっかいなくらいでいいんじゃないかと思う。
設備として作れるのは”バリアレス”までなんだろうと思う。
ちょっとずつそれぞれが今の延長でできることから。
やっぱり目指すは大阪のおばちゃんかな。(笑)
・・・以上、年の初め、1月に考えたこと。

遅くなりましたが新年おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2件のコメント

目指すは大阪のおばちゃん・・・
おせっかいおばちゃんにも色々タイプがありますからね。
押し付けるおせっかいはやっぱり嫌がられるから、いろんな大阪おばちゃんを体験です。
関西に住んでそれを学びました。(笑)

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