お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

0円なのはスマイルだけじゃなかった

チーズバーガーまでは、寝ていてくれましたよ

息子(9ヶ月)と外出した、とある日のできごと。
お昼すぎ、息子はベビーカーでスヤスヤ寝始めた。
今のうちにランチを済ませたいけれど
あいにくどこも満席の様子。

この際、テイクアウトで良いやと
目に留まったマクドナルドへ。

◆気配りにびっくり

すると、すぐに店員さんが近付いてきて
「店内で召し上がりますか?」
と声かけしてくれた。
混み合う店内、テイクアウトしか無理だろうと思い込んでいたものの
「ベビーカーの置ける席が空いてるなら…」とダメ元でお返事してみる。

店の奥まで走っていった店員さん、
しばらくすると戻ってきて「お席確保しましたのでぜひ」
と言ってくださった。

これはありがたい。
お言葉に甘えることにして、注文の列に並ぶ。
「店内でお召し上がりですか?」の問いかけに
ベビーカーの私は
「店内なんですが、トレーでは運べないので袋に入れてもらっても良いですか?」
とお願いしてみた。
すると年配の女性店員さん
「いやいや、何言ってるの!席まで持っていくわよ!」(なぜか妙にフレンドリー笑)とのお返事。
あらあら、私の知らない間に
マクドが随分気の利く店になっている…。

◆手書きの「予約席」

注文を終えた私を、先程の店員さんが待っていてくれて
「こちらのお席です」とエスコートしてくれる。
狭い通路を時折「すいません、ベビーカー通ります」と声かけしながら…。

席の確保は基本的には自分で、というのがルールなのだと思う。
案内してくれたテーブルには、
その店員さんが即席で置いたのであろう
紙ナプキンに手書きの「ご予約席」の文字。
さすがに恐縮しながらお礼を言って席につく。
店員さん、息子を見て
「ぐっすりですね!今がチャンス!ゆっくり食べてくださいね!」
と笑顔をくれた。
子育て経験者なのだろうか、
まさにその通りというお声かけ。

それにしても、
合計500円にも満たない注文しかしていないのに
なんだか随分なサービスを貰った気分。

◆そしてさらなる出会いが

さらに、その日はそれだけじゃなかった。
食べ始めてすぐに、
隣の席に年配の女性2人が着席。
眠る息子を見て、少し声を落としながら
「あら〜、かわいいね〜、良いね〜」と笑ってくれる。
おばあちゃんからのこうした声かけは、もはや日常茶飯事。

でも、驚いたのはその後。
食事中に起きてしまった息子を
抱きあげて座っていると
おばあちゃんたち
「抱っこしてあげるから、ごはん食べちゃいなさいよ!」
と言ってくれたのだ。
なんてありがたいんだろ。

人見知り発動中の息子は
おばあちゃんに抱かれるとすぐ泣いて
結果的には、てんやわんやしながら
片手抱っこでナゲットをつまんだのだけど
それでも、隣でおばあちゃんがニコニコ見守ってくれているだけで
気持ちはすごく楽だった。

「子連れ大歓迎、見守りスタッフいますよ」
っていうお店も、もちろん嬉しいけど
こういう、なんでもないお店で
しれっともらう優しさもまた
とても嬉しいものだなと気づく。

まだまだたくさん母乳をあげている身としては、
ファストフード、あまり褒められたものではないかもしれないけれど。

でも、このあったかい気持ちは
外食を諦めて帰宅していたら
もらえなかったもの。

だから、たまにはマクドでもええやんねー。

チーズバーガーまでは、寝ていてくれましたよ

4件のコメント

オババはいつでも待機してまっせ。 たまには相性が合わない時も有るけれど、サービス精神は店員さんには負けまへん。
バックの中には「お母さん業界新聞」や あめちゃんも準備してます。
タイミング良くサービスの良いスタッフさんに恵まれましたね。 世の中捨てたもんや無いね。
子育て中も外へ出て 社会勉強にお励みください。 おばちゃんはいつも味方です。
困った時には声掛けてね。

蘭さん。
そんないいマックなら、そのマックに、新聞を置いてもらいましょう。
積山さんではないけど、
そのおばちゃんたちに、蘭さんからお母さん業界新聞を!
蘭さんが渡せば、喜んでもらってくれるでしょう。

コメントを残す

ABOUT US
杉本 蘭
5歳差兄妹の子育てライフ満喫中です。 京都出身。横浜→東京暮らしを経て、 現在は夫の駐在に帯同しUAEで暮らしています。