お母さんは、あなたを生んで3年が経ちました。
『三つ子の魂百まで』
その分を過ごして、お母さんはこう思うようになりました。
『お父さんはいいな。
お父さんは1人で仕事に出かける。
お父さんは誰かとおしゃべりができる。
お父さんは1人でお店に寄ってこられる。
お父さんはいいな、
自分のペースで歩いてる。』
お仕事に出掛けるお父さんが羨ましいのです。
あなたとお母さん、毎日2人。
『なんでもない日を大切にしよう』
その思いを胸に、子育てを始めたのに、
いつからかお母さんの心はねじれてしまいました。
『私だって、1人で出かけたい!
私だって、誰かとおしゃべりしたい!
私だって、お店でゆっくり買い物したい!
私だって、歩きやすいスピードがある!』
そんなことばかりが心を覆って、だんだん気持ちが曇っていきました。
でも、そうじゃなかったの。
だってね、
お父さんは、
1人だけで仕事に出かける。
楽しいことを伝えたい時、私たちはそこにいない。
お店でも1人。
歩くとき一緒に手をつなぐ小さな手は、そこにない。
それにね、お父さんはお母さんが『私だって…』って思ってること
みんな叶えてくれていました。
時々見かねて言われる
『1人で好きなところに出かけておいで』の一言でね。
お母さんの心はねじれていました。
毎日あなたと、髪を振り乱しながら、
言う事を聞いてほしくて、必死に説得したり、
止まらないおしゃべりで家の中があふれそうで、あ〜!と叫んだり、
「漏れちゃう!」と急に言うから、トイレへ駆け込んだりして、
時には、疲れて、頭を抱えて何も言えなくなる。
そんな自分に嫌気がさして。
それでも毎日、
『おかぁしゃん、しゅき~。』と言って駆け寄ってもらえる私。
お母さんは、大きな勘違いをしていました。
お母さんに抱っこしてほしくて走ってくる、小さな足音。
夢中で遊んだあとにお茶を一気飲みする、お口。
伸びた髪をうまくかき分けられない、おてて。
内緒なことでもない、コショコショ話。
そんな姿が見られるお母さんの毎日。
お父さんは、
その半分も見ていないんだよね。
三つ子の魂百まで。
お母さんが、あなたにあげられた『三つ子の魂』は
『なんでもない日を大切にすること』です。
お母さんの心はねじれていたけど、
あなたとの日々はとてもカラフルで、新しい発見に満ちていて、
そしてもう2度と戻らないんだった。
新しいページをめくっていくからね。
そう思えたら、少しねじれが戻りました。
お父さん、やっかんでごめんね。
こんな状況になった今、私たちは
あともう少し、毎日をそばで過ごせる日々がもらえた。
3人の“なんでもない日”を大切に過ごそう。
私も勘違いしてました・・・
お父さんはいいな、ひとりで行動できていいな、って毎日思ってたし、今も思ってる。
私はトイレすらゆっくり行けないのに。
でも、お父さんは、ほんとはもっと子どもたちといたいのかもしれないな。
なんか、ちょっと、お父さんごめん、って気持ちになりました。
そうなのですよね。
私も、お父さんはたしかに単独行動であるけれど、その心情まで思いを馳せたことがありませんでした。
仕事をがんばってくれてる分、私も家事をしてる。とか、そんな所でした。
でも、仕事が休みの日の夫は実に、子どもを求めて過ごしている。
そんな姿を見ていたら、自分がどれだけ幸せかを考え直しました。
でも私も智子さんも、こうして気付けたことが何よりな気がします(^-^)
うんうん! 子どもが大きくなって分かることってたくさんあるよね。
振り替えってみて子どもとの日々がかけがえの無いものだったり、お父さんが頑張ってくれてることとかに気づけたり…。
時間は戻せないし、ねじれてしまったことはあるけどその時は必死だったの。 頑張った自分にもはなまる!あげてあげよう。
そして、新しいページも楽しみにあけましょ。
ここまで来られたから、こういう心情にやっとなれるんだと思う!
そしてそれに気付けたのは幸せなこと。
これまでのことに何も後悔はしてないよ!
ねじれていても、それが等身大の子育て。
三つ子の魂百まで。
お母さんが、あなたにあげられた『三つ子の魂』は
『なんでもない日を大切にすること』です。
・・・しびれました( ;∀;)
目の前のこと、すべてをビデオや写真に残せないですもんね。
ねじれてもどって、ねじれての繰り返し、
そうして母は段々強くなっていくんですね。
ねじれて戻って、またねじれての繰り返し…
本当に本当にそんな日々でした。
何度も洗ったタオルやリネンのように、しなやかさも出てきますように…
またねじれたら、きっとここに書いて、もう一度戻るのだと思います(^-^)
あぁぁぁぁーーー(涙)
泣きそうになりました。素敵な記事をありがとうございます。
毎日毎日、なんでもない日の繰り返し。
きついなー、疲れたなー、ゆったりゆっくり自分のことしたいなー、って、思う日もあるけれど、
一緒にいる、それだけでストンと娘を愛せる日もくる。
ねじれを感じつつも、いまをめいいっぱい楽しもうと思います!
ありがとうございます(T_T)
ストンとなる日、ありますよね…何か天から助けの手が来たようなあの感覚(笑)
ねじれを戻してくれるのも、また娘の愛おしさでした。
めいっぱい楽しみたいですね!