自分で決めた人生を歩んでほしい
8年前、ひまわりのお花で彩られた式場で結婚した私たち。
冷静沈着だが思い立ったら即行動、直感型の夫。
喜怒哀楽が激しく、優柔不断で心配性、慎重型の私。
真逆の2人が3人の子どもを授かった。
おっとりマイペース、ちょっと不思議ちゃんな長女。
器用に何でもこなすしっかり者で、おしゃべり大好きな次女。
長女はひまわりの〝ひまり〟、次女は菜の花の〝なのは〟と名付け、
「お花のようにかわいく、その場をパッと明るくする人になってほしい」
と願いを込めた。
末っ子はヤンチャマックス、暴れん坊将軍の長男。
ふと通りがかった居酒屋〝源ちゃん〟から命名。すまん、息子よ。
愛嬌があり、甘え上手は3人目ならではか。
長女4歳の頃、ファミレスでの出来事。
お子様メニューから頼もうとしたその時、「そろそろ本人に決めさせよう」と夫。
「残すのも経験。何でも親が先回りして決めることはしたくない。
自分で考え行動できる子になってほしいから」と。
私にはなかった発想で、とても心に残っている。
その後も夫は「◯◯はどう思う?どうしたい?」と
幼子に問いかけては意見を尊重し、子どもたちも一生懸命に考える。
人生は自分のもの。夫と子どもたちに学んだこと。
これがわが家のモットーだ。
夢は、成人した子どもたちとの家族旅行。
息子が運転する車でゆったり車窓を眺めたい。
夕食に舌鼓を打ち、娘たちと温泉に浸かりたい…。
そんな日を夢見て、今は「ママ、ママー!」と連呼される毎日を味わっていこう。
(話/脇門比呂子さん)
お母さん業界新聞2020年2月OYAKO
Photo:親子の日 (撮影2019年7月)
©ブルース・オズボーン
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