毎日、毎日雨続き。
九州・朝倉に住む私は、3年前の西日本豪雨を経験し、今回の熊本の豪雨災害も決して他人事ではない。
「止まない雨はない」と言うが、本当にそうなのかと思いたくなるほど、毎日雨・雨・雨。
しかも、雨の降り方が尋常じゃない。
どんより曇り空は、気持ちもどんよりさせる。
土砂降り・雷・突風・・・容赦なく、自然の猛威は人間に襲いかかってくる。
今年の梅雨を経験し(これからの日本は、【梅雨】ではなく、【雨季】になりそうだが)、
今、私の中に芽生えたことがある。
自然の力を止めることは誰にもできない。
雨も風も猛暑も台風も。
雨が降れば、家の中でステイ。
雨が収まるのを待つしかない。
自然の中で生かされている私たちは、自然の起こすことを受け止めていくしかないのだと、
家の中から雨を見ながら、ふと思った。
どんどん激しくなる異常気象。
それを食い止めるべく、暮らし方を変えていく小さな努力はしたいと常々思っているが、
今、起こっていることに逆らうことはできない。
雨が降れば、風が吹けば、雷が鳴れば、
身をひそめ、無事に安全に、身を守る行動を起こすのみ。
きっと、太古の日本人は、もっともっと自然と共存して、
自然のすることを受け止めながら、謙虚に暮らしてきたはずだ。
天気予報通りにはならない、この、どうにもならならい天気の元で毎日暮らす中で、
【受け止めていく】ことを大切にしたいと思うようになった。
人間の力ではどうにもできないこと。
あらがうことなく、受け止めて、対処していくこと。
きっと、人生も一緒。
蝉がうるさいほどに鳴き、広がる青空が、恋しくてたまらない。
乾杯の日から、梅雨があけるから、今度は嫌というほどの暑さと蝉の声だと思います。
それもまた受け止めるだね。