年に1~2回帰省するのだが、
とにかく出かけなければという気持ちになる。
春に帰った時は、菜の花畑があるからと家族みんなで訪れてみたり、
自分が子どもの頃は連れて行ってもらったことのないイチゴ狩りに行ってみたり。
やたらとヤギを見に行こうかと誘ってみたり、
一応県内でも有名な手代木沼(てしろぎぬま)には雪のちらつく中、白鳥を見に行ったり。
どこも実家から車で数分の場所なのに、住んでいた頃は一度も行かなかったことに笑いがこみ上げる。
子どもには見せてあげたい。
そういう気持ちになるのだろうか。
ふるさとを押し付けているのかもしれない。
こんなにいい町でお母さんは育ったんだぞって、自慢したいのかもしれない。
でもたったの数日の滞在じゃ分かりっこないんだよなぁ。
18年住んで、離れて初めて分かったことなのだから。
(宮城県角田市出身 植地宏美)
ふるさとを押し付ける、なんだろうと思ったら、わかるなぁ。
わが子に、自慢したい気持ち。
こういう感性の記事は、植地さんらしくて、素敵だなぁと思いました。
ありがとうございます!
同県民でも知らないことの多い、特徴のない町!笑
でも、とても大好きだし、やっぱりこどもたちにも大好きになってもらいたい欲が出てしまいます。
私もタイトルに惹かれて読みに来ました。良いタイトル(笑)
うちには、ふるさとがありません。
押し付けれるふるさとがあって羨ましいなぁー(^-^)
おおっ、中村さんが釣れた笑
タイトルにふるさと名を入れようとしたけれど、
あまりかっこよくなかったので(笑)
中村さん。
中村さんのかわいい3人娘の故郷は、中村さんのいる場所だよ。
お母さんがいるところが、故郷なんだと思います。
3人娘の故郷は、毎日、楽しそう。
最近、お金持ちの外国人が、次から次に、秋月の土地や建物を買っています。それを知って、子どもたちから、『外国人が買う前に、パパ買って!』と懇願されました
『いやー、うちらも、よそ者やけん、うちらが買っても、やっかまれるよー』って返すと、
子どもたちは、
カンカンに怒って『秋月が私たちの故郷。私たちを“外から来た人”とか言う人は許さない!』と言っていました。
失敬失敬
私は、親が転勤族で、土地にあまり思い入れがないほうなので、ぼんやりしとりましたが、怒る子ともを見て、
あー、故郷を守るって大切なことなんやとしみじみしました。
こんないい町でと、
子どもに誇れる気持ち。素敵です!
どこかの街に憧れるのも夢を育てるけれど、
足が踏みしめている地を愛することもまた、人を育てるのですよね。