お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ふるさとを押し付ける

年に1~2回帰省するのだが、
とにかく出かけなければという気持ちになる。

春に帰った時は、菜の花畑があるからと家族みんなで訪れてみたり、
自分が子どもの頃は連れて行ってもらったことのないイチゴ狩りに行ってみたり。

やたらとヤギを見に行こうかと誘ってみたり、
一応県内でも有名な手代木沼(てしろぎぬま)には雪のちらつく中、白鳥を見に行ったり。

どこも実家から車で数分の場所なのに、住んでいた頃は一度も行かなかったことに笑いがこみ上げる。

子どもには見せてあげたい。
そういう気持ちになるのだろうか。

ふるさとを押し付けているのかもしれない。
こんなにいい町でお母さんは育ったんだぞって、自慢したいのかもしれない。

でもたったの数日の滞在じゃ分かりっこないんだよなぁ。
18年住んで、離れて初めて分かったことなのだから。

(宮城県角田市出身 植地宏美)

7件のコメント

ありがとうございます!
同県民でも知らないことの多い、特徴のない町!笑
でも、とても大好きだし、やっぱりこどもたちにも大好きになってもらいたい欲が出てしまいます。

最近、お金持ちの外国人が、次から次に、秋月の土地や建物を買っています。それを知って、子どもたちから、『外国人が買う前に、パパ買って!』と懇願されました
『いやー、うちらも、よそ者やけん、うちらが買っても、やっかまれるよー』って返すと、

子どもたちは、
カンカンに怒って『秋月が私たちの故郷。私たちを“外から来た人”とか言う人は許さない!』と言っていました。
失敬失敬

私は、親が転勤族で、土地にあまり思い入れがないほうなので、ぼんやりしとりましたが、怒る子ともを見て、
あー、故郷を守るって大切なことなんやとしみじみしました。

こんないい町でと、
子どもに誇れる気持ち。素敵です!
どこかの街に憧れるのも夢を育てるけれど、
足が踏みしめている地を愛することもまた、人を育てるのですよね。

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。