お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

絵本を通して人々の思いを知る事

わたしは子供の頃から、本が大好きでした。
なので幼少期は沢山絵本を読んだ記憶があります。
印象に残っている絵本は、小学校2年生の時に始めて読んだ、「ひろしまのピカ」

市立図書館で夏休みに推薦図書として目立つところに置いてあったため手にとった記憶があります。当時まだ戦争や原爆などの事を、多分よく理解していなかったと思います。初めて読んだ時は衝撃的で…ただただ恐ろしくなってしまい、その後何度か夢にも出てきた事がありました。

私は勿論、戦争を知りません。

戦時中を生きた国民がとても悲惨な思いをしながら生活していた、という話を沢山聞きますが、現代とあまりにも世の中が違いすぎて具体的にイメージする事が出来ない、というのが本音でもあります。

苦い記憶を風化させないのはとても大事な事だと思っています。ですが、時代が移り変わり、その時代を生きた人達は高齢になり、過去のことはどんどん忘れ去られていきます。

過去にどんな事が起きたのか、人々はどんな思いをしながら過ごしたのか、絵本を通して当事者たちの思いを伝えていく事は、とても大切だと思います。

子供達が大人になった時、苦しい思いや悲しい思いをした人達が、過去に沢山いたのだと言う事、それは決して他人事では無いのだと言う事を、心の片隅にしまっておいてくれると良いな、と思っています。

東日本大震災のお話を基にした「かあさんのこもりうた」「ハナミズキのみち」

*アイキャッチは、兄弟に「ぐりとぐら」を読み聞かせしている時の様子。

2件のコメント

コメントありがとうございます。
ひろしまのピカを初めて読んだ時の衝撃は、大人になった今でも覚えています。
数字や文字だけの表現だと、大人になっても記憶に残っているという事ってほとんど無いけど、絵で見たものって大人になっても覚えていたりしますよね。記憶を風化させないためのツールとして絵本を使うって、とっても良いことでは無いかなと私は思います。

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藤川綾子
北海道出身静岡県静岡市在住。MJプロ。2017年5月、2019年6月生まれの息子がいます。お母さん大学での出会いや学びを大切に日々過ごして行きたいです。よろしくお願いします。