現在、妊娠8か月。
当たり前だが、おなかの赤ちゃんと8か月も一緒にいることになる。
もう3人目のお産ではあるけれど、何度経験しても不思議な感じがするのが「妊娠」
自分の体の中に自分とは違う生命体がいること。
人間も動物なのだということを体全体で味わうまたとないチャンスだ。
妊婦健診では、足をウンショと伸ばす様子がエコーでわかり、
おなかの皮が突っ張るのが感覚でわかった。
2か月後にはひょっこりと顔を出し泣き声を上げ、
おっぱいを飲む赤ちゃん。
どうやら女の子らしい。
女の子は、卵子のもとになる「卵母細胞」を数百万個持って生まれてくるという。
ということは私が母から生まれたとき、
すでに今の子どもたちが私のおなかに「卵母細胞」としていたことになる。
そしてまた私も、私の母が祖母から生まれたときには母のおなかにすでにいたのだ。
実際におなかの中にいるというのを実感できる時間は10か月だけれど、
命のはじまりはずっとずっと長い。
ずっとずっとずっとつながっていく命。
すごいなーお母さんって。すごいなー命って。
【追記】
このコラムは2013年10月、西日本新聞筑後版に掲載されたものです。
2013年10月~2017年3月の3年半、久留米近郊に住むお母さん大学生(マザージャーナリスト)21名が
西日本新聞筑後版「ママコラム」に毎週火曜日朝刊で担当。
順繰りにコラムを書き、マザージャーナリストならでは母心いっぱいの記事を地域に届けました。
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