お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「お母さんってすごい!」 西日本新聞筑後版ママコラム 2013年10月掲載 

現在、妊娠8か月。

当たり前だが、おなかの赤ちゃんと8か月も一緒にいることになる。

もう3人目のお産ではあるけれど、何度経験しても不思議な感じがするのが「妊娠」

自分の体の中に自分とは違う生命体がいること。

人間も動物なのだということを体全体で味わうまたとないチャンスだ。

妊婦健診では、足をウンショと伸ばす様子がエコーでわかり、
おなかの皮が突っ張るのが感覚でわかった。

2か月後にはひょっこりと顔を出し泣き声を上げ、
おっぱいを飲む赤ちゃん。

どうやら女の子らしい。

女の子は、卵子のもとになる「卵母細胞」を数百万個持って生まれてくるという。

ということは私が母から生まれたとき、
すでに今の子どもたちが私のおなかに「卵母細胞」としていたことになる。

そしてまた私も、私の母が祖母から生まれたときには母のおなかにすでにいたのだ。

実際におなかの中にいるというのを実感できる時間は10か月だけれど、
命のはじまりはずっとずっと長い。

ずっとずっとずっとつながっていく命。

すごいなーお母さんって。すごいなー命って。

【追記】
このコラムは2013年10月、西日本新聞筑後版に掲載されたものです。
2013年10月~2017年3月の3年半、久留米近郊に住むお母さん大学生(マザージャーナリスト)21名が
西日本新聞筑後版「ママコラム」に毎週火曜日朝刊で担当。
順繰りにコラムを書き、マザージャーナリストならでは母心いっぱいの記事を地域に届けました。

【関連記事】
「おかげで、お母さんは最高です」西日本新聞ママコラム最終回 2017年3月26日掲載

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ