私は、保育園で子ども達とアートで遊ぶ仕事をしています。
子ども達は、絵の具や粘土で夢中になって遊びます。
隣に誰がいたかも気づかないくらい。
そしてその瞳は真剣です。
そんな姿を見ていて、なんとなく気づいたことがあります。
自分が「楽しい!」と感じること。
自分が「おもしろい💛」と感じること
それをやっていく時間は
「自分を知っていく時間」
なのだなあ。と。
まず、「楽しい!」と感じるって、つまりワクワクする事。
「やってみたい!」という気持ちが湧いてくる。
「おもしろい💛」と感じることは、つまり興味関心があること。
「どうなるんだろう?」「こうなるんじゃないか?」とか探求と発見の源。
そしてそれらは、自分の「好きな事」に繋がっていきます。
何を楽しい!おもしろい💛と感じるかは1人1人違うのはあたりまえ。
親と子でも違います。あの子とこの子も違います。
その違いが「自分らしさ」の違い、個性になっていく。
誰が正しくて、誰かが変、とかはありません。
まだ自分が何者かを自覚していない(本当は知ってるけど思い出せていない)子ども達は
楽しいこと、おもしろことをやって体験し、心を動かして
「自分は何に心が動き、何が楽しくて、何がやりたいのか」
つまり「自分はナニモノなのか」
を知っていくのではないでしょうか。
その感覚は、自分の人生を自分で作っていくのに大切な羅針盤です。
大人になった私たちにも、心当たりがありませんか?
若いころ、映画や、本、音楽に心震わせた経験。
仕事に没頭した時間。好きな人に夢中になった経験。等々
それが「自分はナニモノである」を語る要素になっていませんか?
そして人は、楽しい事、おもしろい事に、どんどん夢中になって没頭していきます。
没頭する時間は、自分の本質とつながる時間です。
自分の中から湧いてこない事、やりたくない事は、没頭できないからね。
だから、きっと、
子どもが何かに夢中になっている時間は、大事な時間です。
理解不能、意味不明(^_^;)、役に立たなそう、でも
見守ることができたらいいなあ、と思います。
自分の子どもは20歳と18歳。
小さい頃はダメダメ言ってしまったな。
今、ジャニーズのアイドルにはまっている長女。
何万円分ウチワを買ってるの!?
同じコンサート何回も行かなきゃいけないの!?
って、言いたくなるけど、グッと飲み込んでいます(^_^;)
そしてそんな時間は大人にも必要。
今、子育てで自分の時間がとれないお母さん達も
自分にもどれる時間が、少しでも作れるといいですね。
(苅部洋子)
アートは、子どもだけでなく、お母さんにも大事ですね。
夢中になれるモノがあれば、それだけで幸せ。
そんな時間を大人も子どももつくりたいですね。
そうですね。
アートは、自分とつながって、自分の感覚を取り戻すツールです。
子ども達はいつも、そことつながっていて、すごいなあ、素敵だなっていつも思います✨