三年前から、暮らし始めた家の庭には、梨の木が三本ある。
梨のある庭は、この家に住みたいと思った大きなきっかけの一つだった。
写真を撮った日は満月。
冷たい空気の中、梨の実や葉が、月明かりにくっきりと照らしだされ、とてもきれいだった。
春夏秋冬、梨が作り出してくれる風景は私と主人のお気に入り。
この地区は、ほとんどの家の庭に梨の木が植えられている。
なぜかなぁと思っていたら、お隣の方が教えて下さった。
「きもんなし」と一言。
えっ。。。あっ。。。あぁ。
「鬼門無し」
ここに住む孫や子にも災が降りかからないようにとの願いを込めて植えられた梨の木。
今、移住して来た私たちにも安心を届けてくれている。
ありがたいなぁ。
私も、そんな何かを残せる人になりたいなぁ。
4件のコメント
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おお〜〜初めて聞きました!「鬼門無し」!
最強ですね、高木さん!
私こういうお話、大好物なんです。ありがとうございます!
喜んでもらえて何よりです(^。^)
コメントありがとうございます。
私も大好きなお話です!
ずっと後の世代も考えてその土地に住む。
静かで穏やかな日本人の愛ですね。
静かで穏やかな日本人の愛って言葉、素敵です。
そんな日本人がたくさん増えると良いなぁ( ◠‿◠ )