お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

完全に自己満足のパジャマ袋

今、4人分のパジャマ袋を並べてニヤニヤしている。
「わたし、お母さんやっているね~」と思った。

13年前。長男を10ヶ月で保育園に入れた時、
「保育園で頑張ってね」とエールを込めてパジャマ袋を作った。

1代目は彼の保育園でのマーク「テントウムシ」の柄の布で作ったもの。
2代目は家にあった布2枚と「テントウムシ」のワッペンをつけたもの。名前はフェルトで型取った。
3代目は当時大好きだった仮面ライダーの布と組み合わせて、1周り大きくしたもの。ここにも「テントウムシ」のワッペンと名前の刺繍入り。

達成感を感じたわたしは、次男の時も作った。
長男の時の経験を参考に最初から大きい袋にして、次男のマークの「金魚」のワッペンと名前を刺繍した。
5年間大事に使ってもらった。

三男の時。
夫の仕事が多忙になったタイミングでワンオペ状態&1歳、4歳、6歳の育児でほぼ記憶にないくらいの日々で、
やっとのことで、家にあった動物柄の布1枚でさくっと作った。せめてと名前はフェルトで縫い付けた。
長男の入学も重なっていたから余計に忙しかったのだろう。
少しずつ破れてきたので、年少さんになったタイミングで新しく作った。
けれど、今度は次男の小学校入学と重なり、何かと忙しく…
たまたまわたしの母の作りかけだったらいおんのワッペンのついた布(三男の名前がラテン語でライオン)を見つけたので、
その布を活用して作り、刺繍で名前を入れた。でも、ワッペンはつけられなかった。

どんな形であれ、自分で作ることにこだわっていたのは、兄弟で差別化したくなかったからなのか、
いや、やっぱりパジャマ袋でエールを送りたかったんだと思う。

末っ子四男。
10ヶ月で入園したら、パジャマは使わないので…とのことで、通園バックを作った。
彼のマークの「どんぐり」のワッペンが見つからず、フェルトで自作し、バッグのネームホルダーにした。
ようやく、春に年少にあがる前に練習を兼ねてパジャマでお昼寝をすることになり、待ちに待ったパジャマづくりが実現。

お母さん大学の記事に洋服をリメイクしたというのを読んで、閃いた。
小さいときに着ていた保育園で販売していたTシャツ(通称:鳩T)が捨てられなかったので、Tシャツの一部と布を組み合わせることにした。
上3人の時は夜なべだったけれど、今はそんな体力もなく、昼間の隙間時間でちょこちょこ作り、フェルトでつくった「どんぐり」を縫い付けて、名前を刺繍しておいた。
卒園まで使えるかな?

ちなみに、三男のマークは「つくし」だった。
ワッペンが見つからずそのままになっていたのだけど、自作するということが閃かないくらい本当に忙しかったようだ。
思えば長男の入学のために手提げバッグも必要だったけれど、体操服袋と上履き袋を作るのがやっとで市販のバックで送り出した。
心残りだったので、手提げバッグは1年半遅れでデビューさせた。

子どもたちがどう思っているかわからないけれど、
完全に親の押し付けかもしれないけれど、
「つくし」のワッペンがないことは悔やまれるけれど、
手づくりして子どもたちを送り出そうと決めたことを遂行できたことがわたしにとっては満足なのである。

たぶん、2年遅れでも作った手提げバッグを喜んでくれた長男の笑顔と手持ちの部分が破れそうになったら「補強して!」と頼んで、卒業まで使ってくれたことがわたしのモチベーション維持につながっているのかもしれない。

6件のコメント

みんな平等にですね。同感です。
うちも保育園のマークを帽子にアップリケしたなぁと思い出しました。
手作りは自己満足の世界かなぁと私も思いながら、せっせと色々作りました。けれど、うちの母にも洋服から小物まで沢山作ってもらったこと、今でも嬉しい気持ちと共に記憶に残っています。
きっと子どもたちも母の思いが伝わっていることと思います。

田端さん。
末っ子の保育園は帽子やお昼寝シーツにもマークをアップリケすることになっています。だから、必然的に手仕事が増えるのですが、それがやりたくて‼︎
私も昔、母親から色々作ってもらいましたが、嬉しかったです。
男の子は反応が薄いけれど、伝わっていることを願ってます!

>子どもたちがどう思っているかわからないけれど、

10年後、20年後、さて、わが子は、お母さんの手づくりのパジャマを、なんと言うでしょう。

この先も、楽しみがありますね。

私も、あの日に、戻りたい!

疲れていた朝、やさしい記事に、癒されました。

ありがとう。

藤本さん。
念のために…パジャマ「袋」です(笑)
パジャマはさすがに作る自信がないけど、作れたらかっこいいですよね。実はパジャマにしたらあったかそうと思って買った布があるんですが。

上の子たちの袋も大事にとっているので、数年後に息子たちに聞いてみたいと思います。楽しみ♪

男の子でも、こんなにかわいいデザインいろいろ!と思って感動しましたw
私は裁縫系はお金で解決しましたので、マリオかピカチュウでごまかしましたので。
まつりさんの記事読んで、がんばったらよかったなって、ちょいと後悔しました。

植地さん、
男の子だから、なるべく青色系の布を…と布のセレクトに本当に迷いました。
次男なんかスヌーピー柄をよく使ってくれたなぁと思います(笑)
袋物を作るのは好きなので苦にならないんですが、他のことだったら外注するような気がします。
ちなみに、中学生になった長男に「部活用のシューズ袋を作ろうか?」って提案したら、「いや、大丈夫です」ってやんわりと断られたので、使ってくれるのは小学生までだと学びました‥‥

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ABOUT US
松本茉莉
4人の男児の母。 耳がきこえないママが地域に住むきこえる人と繋がれるようなきっかけづくりをしかけるために活動中。 また、発達障害を持つきこえる子どもを育てているきこえない親が集える場、情報交換ができる場、勉強できる場を定期的に開催中。 文字を書くことが好きなので、母親目線、当事者目線で発信していきたい。