お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

BABYINCARBABY

今から3年前。

三女の入園式の日に

「もう取っていいんやない?」

車に貼っていた“BABY INCAR”のステッカーを指差しながら、パパが言ってきた。

そのステッカーは、今年12歳になる長女が産まれた時に買ったものだ。「お洒落なやつより、赤ちゃんが載っていることが分かりやすいものが良いよね?」「外国人もおるけん、英語が良いかな?」「色がハッキリしとるのが良いよね?」初めての赤ちゃんのために、このなんてことないフツーのステッカー1枚買うだけで、随分悩んだんだよなぁ(;´∀`)

貼るときは、ふわふわしてドキドキして、あ~~~~~ついに私にも貼る日が来たんだと、人知れず喜びを噛み締めていたよね〜。と同時に、運転オンチな自分だから、このシートの赤ちゃんに「私達をどうかお守りください」と願掛けもしたよなぁ。

だからかな?なぜだか剥がすと、色んなことがパッと消えてしまいそうで、その時の私は、パパの提案に聞こえないフリをしたんだよね。

あれから3年、三女は小学生になった。

ビリッ!

取った。

ふわっと、なんだか体が軽くなった気がした。ちょっと清々しい。

すると!

小学3年生の次女が、びっくりした顔で

「なんで剥がしたとー???」と聞いてきた。

ふふふ。もう赤ちゃんおらんやん?って言ったら

次女「えー?まだおるやーん?」とのこと。

私は、「どこにいるんでちゅかー?あなたが赤ちゃんでちゅかー?」と次女を、こしょこしょして二人でふふふーと笑った。

そこへ、小学6年生の長女が来て、

「あ!なんで剥がしたとー?」

同じことを聞いてきた(笑)

自分たちが赤ちゃんだった頃、妹が赤ちゃんだった頃は、もう、遠い遠い昔になったんだよー。大きくなったみんなと一緒に、BABYINCARBABYちゃんと、ばいばいできて、嬉しい。

BABYINCARBABYちゃん、うちの子たちが、赤ちゃんじゃなくなっても、だいぶ長いこと、うちらを守ってくれてありがとうね。

 

 

8件のコメント

ステッカー、わが家は貼ってなかったです。
子ども達とレンさんの成長を見守りながら、長い(想定外の)任期を終えたステッカーさん、ご苦労様でした!!
レンさんの思いが詰まったステッカー、何か宿っていそうです。
しゃべり出しそう(笑)

ほー。NOステッカーでしたか?
うちは、ペーパードライバーだったのに、赤ちゃんできて急に運転せんといけんくなったので、最初はこのステッカーと、若葉マークを前にも後ろにも貼って
「私、赤ちゃん載せてるの!私、運転下手くそなの!だから、私をよけてーーー」って言いながら、運転してましたね〜。

え?宿ってそう?いやーん。燃えるゴミに出せないじゃーん(笑)

あー、それですね。きっと(笑)

この日、一旦剥がしたんですけどね、

次の日、また長女がしれーっとフロントガラスに貼ってたんです。

“赤ちゃんておれる場所“を失いたくないのかもですね。

ほんとー素敵な記事!
ステッカー一つでこんなに思いをはせられる、こんな素敵な記事を書けるレンさんが素敵♪
子どもたちも最高。お母さんになったばかりのレンさんにも会えた感じがしてうれしかったです♪

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中村泰子
三姉妹のお母さん&サラリーマンしています。パパはモッツアレラチーズ職人で福岡県朝倉市秋月で『ピッツアなかむら』をしています。 好きなものは、ピアノ/野鳥/深海魚/アニメ/日本酒。