末っ子がやらかして、私にガミガミ言われていた日のこと。
夫が帰宅したので状況報告。
食事中に夫がそのことについて話し始めたが
末っ子は、上の空といった感じで目を合わせようとしない、返事もしない。
これが世間一般にいう反抗期の到来。
それでも理論的に順を追って話を進める夫。しかし、それはいきなりだった。
ドンッ!!
テーブルを掌で思いっきり叩いた。(ちゃぶ台じゃなくてよかったぁ〜。)テーブルのおかずがひっくり返るほどの勢いで、他の子ども達も一瞬固まった。
長男が「頭ごなしはダメだよ」。とボソリ。
夫は少し反論したが、また末っ子に対し淡々と語り始めた。
食事を終え、すぅーっとフェイドアウトする長男。末っ子本人の課題だと、きちんと課題の分離ができている長男は一目散だ。そのあと少し様子を伺って、席を立つ次男。それに反し、席を動こうとせず父親の動向を伺う姉ら。たまに見兼ねて代弁するも逆効果。
結局末っ子は一言も発することなく、球は末っ子に放たれたまま、タイムアップ。
その晩はもちろん、いつもの寝床に収まらず、末っ子のジプシー生活が始まった。
数日後のこと…。
長男が
「今は話したくないんだよ」。と言った。
「信頼関係を積み上げのは時間がかかるけど崩れ去るのは一瞬だから」。
長男のその一言は重かった。私、反論できず。
長女が
「私も中学の時、半年くらいパパと口聞かなかったことがあったな」。と呟いた。
長女はあからさまな思春期があった。誰もが通る道だけど、きょうだいでも態度はさまざま。
次男が
「親離れできてよかったね」。なんて言って笑った。
親離れ!?これ他の子では自然と流れさったやつ。
末っ子の場合はちょっと違った。夫にとって末っ子は特別な存在だったし、末っ子も昔からパパっ子だったからそう言われたら、しっくりきた。
末っ子は思春期プラス反抗期の真っ只中。
心と体のバランスも悪い、そして何より全てを放棄中。
今すべきことを今やろうなんて発想はないし、考えることを後回しにして。
今のことろ支障もないしってそんなとこか。
夫が
「自分のタイミングでいいから、ちゃんと話を聞かせて欲しいと伝えておいて」。と。
伝えて少しだけ末っ子の心を探るも、のらりくらりだ。
あれから1週間。なんの進展もない。
もーすぐ夫の誕生日。
末っ子は毎年お手紙を書いてくれていたっけ。
「パパの誕生日までには仲直りしてね」。
思わず言っちゃった。
「・・・うん…」。
ボソリと思春期プラス反抗期の末っ子が頷いた。
こういう、家族がぶつかることも、もしかしたら最近は少ないのかもしれないですね。
思い切り反抗できる家族がいるって、最高だと思いました〜。
植地さん
ありがとうございます。
自立なのでしょうね。
お部屋を用意してあげたいけど、どこも独りになれる場所がない(^◇^;)
上の子どもたちの反応もそれぞれで面白いですねー
大家族ならでは♪ 素敵すぎる。
わが家もやってくるかな、末っ子の思春期。
今、小6の息子がこんな感じですWW
彩さん
みんなで末っ子を育てている感じですね。
いちかちゃんの反抗期、とても楽しみ♪なんて。
田端家の大きな問題かも知れないけど、
なんだか、家族だなぁと、心があったかく、読ませてもらいました。
反抗期は成長期。
親も成長期。
沈黙の誕生日でも、みんなで、おいしいもの食べたら、心もおだやかになりますよ。
また、鯛の塩釜焼き?
ケーキは?
お母さんの出番です。
藤本さん
パパが一番寂しそうで、ダジャレも出てこないから心配です。
お誕生日はケーキ作ります。
誕生日は、平日のことも多く、夕食は手巻き寿司が定番化しています。
私も家族っていいなと思って読みました。
叱り役はお父さんなのですね。お母さんはフォローで甘えさせてあげるところ。
末っ子くんの「…うん…」に期待したいです。
お父さんの誕生日の話もまた続編お聞きしたいですー!
うちの男子たち、とりあえずの「うん」。(とりあえず言っておけのうん)が横行しているので、あまり期待できないのです。
進展あるといいなぁ。