お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

あの日のおなかとはなす会①

帝王切開を経験した3家族が交わした、

「帝王切開ってどんなお産か、全然知らなかった。」

「術後の痛みや心配事が、なかなか話せなかった。」

そんな会話をもとに、

帝王切開でのお産についてのおはなし会
“あの日のおなかとはなす会”を
開きました。

5人に1人は、帝王切開でのお産を経験しているという現代。
しかしながら、帝王切開についての
知識があまりないまま
その日を迎えたという家族が、私たち3家族を含め多いのです。

話していると、ふと涙が出るのです。

「看護師さんはいつも忙しそうで、不安なことを聞けなかった」

「自然分娩できないのは、私に不足があるからという感覚だった」

「傷口を何ヶ月も見られなかった」

 

怖かったこと、寂しかったこと、
言えないことがたくさんあった。
そんな涙がポロリ。共感してポロリ。
あの日に隠した想いの数々が、少しずつほどけていくのでした。

 

私は、緊急帝王切開での出産でした。

自然分娩をするんだと、何の根拠もなく信じていた臨月。
突然の入院から、突然の手術。

“こんなことになるなら、
もっと帝王切開について知っておけばよかった…。
そう、病室の天井を仰ぎました。

この会を開きたかった真の意味は
そこにあります。

帝王切開のお産を振り返って、

悲しい気持ちを手放したい人も、
痛みを分かち合いたい人も、
不安を拭いたい人もいます。

誤解がありそうなので書き足すと、
帝王切開を否定する会ではありません。

ただ、知識が少ない現状をとても危惧しています。

この会には、夫も参加してくれました。

以前から出産について話す機会があり
この場でも彼の想いを話してくれたらと思い参加をお願いしました。

夫は、じっと参加者の声に聞き入っていました。

そして
「お母さんたちにこんなに色んな(帝王切開に関する)悩みや思いがあることを初めて知りました。」
と、重い口を開きました…。

 

②へ続く

3件のコメント

私の時は、6人に1人が帝王切開と聞いたけど、帝王切開の率も上がって来てるのかな。
私も緊急帝王切開でした。
自然分娩で産みたかったという悔いのようなものとか、傷口が痛くて痛くてたまらないという思いとか、色々感じることがありました。(予定帝王切開だった人はそこまで痛いということはなかったみたいなので、私の場合早めに決断しておいた方が良かったのかもとか、色々思うところ、ありました。)
帝王切開のことをシェアする機会、なんてなかったから、うまく言えないけど、気持ちが消化されるような気分になるような気がします。いい機会ですね。

朋子さん、ありがとうございます。
そうだったのですね。現在は分母が減っていますね…
朋子さんの想いも、いつかじっくり聞いてみたいです。
私も痛くて痛くて泣きました。なんで喜ばしいことなのに、こんなに辛いのかと。
その想いのまま退院して赤ちゃんとの生活。
流せなかった涙が、シェアすることで自然と溢れるのでした。
いつかお母さん大学生での、こんな会もしてみたいですね(^^)

あぁ、話してると思い出しました。
私も、赤ちゃんが出て来た時に、先生たちが「おめでとうございます」って言ってくれたけど、何でお腹切られたのにおめでとう?とおめでとうの感覚が分かりませんでした。
気持ちをシェアしたことがなかったから、そんなお話してみたいですね。

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ABOUT US
吉村優
◇MJプロ ◇神奈川県横須賀市在住  ◇2016年生まれ 1人娘 ◇わたし版「pokke版」 ◇夫は10歳年上 ◇学童保育指導員  ◇『お母さんのことはお母さんに聞こう』が私のお母さん大学キャッチフレーズ  ◇「母時間ラジオ」パーソナリティ