お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

子どもを虐待したお母さんと私と、何が違うというのだろう

昨晩、夜泣きclubhouseというものを聴いた。
詳しくは、岸さんが書いてくれたので参照。

夜泣きについて考える

懺悔の気持ちで書こう。
私は、何も子育てに困っていない風を装って生きているが、違った。
やっぱり、お母さん1年目の時は、しんどかった。

第一子妊娠。
里帰り出産をして、上げ膳据え膳、じいじばあば、おまけに私の妹まで借り出しての楽しい育児スタート。
そこから、3ヶ月後、横浜に帰宅。孤独な育児が始まった。

育児休暇中、なんとか知り合ったママ友も、まだそんなに深くないし、連絡を取り合うわけでもない。
唯一の話し相手は夫。
子どもが寝てからテレビも見たい、コーヒーも飲みたい、とにかく夫と話したい!

子どもと一緒に寝てしまうなんて、もったいなかった。
職場復帰するまでに、何かしら資格も取ろうと思っていた。

とにかく、夜は寝てくれないと、私の計画が狂う!と思っていた。

夜泣きが始まったのはそれから。
ず〜っと抱っこして、やっと寝たと思ってベッドに置くと泣く。
気のせいや、と置いてドアを閉めても、泣き声はクレッシェンド。
毎日毎日続いて、
ある日、わが子を思いきり抱き上げて、怒鳴った。

「なんで寝ないのよっ!!」

怒鳴ったとともに、揺さぶった。

何もわからない長女は一瞬泣くのをやめて、なんともいえない表情をした。
いや、わかっていたのかも。
その瞬間、
私はなんてことをしてしまったのかと、
思い切り反省した。
揺さぶられっこ症候群の情報もネットで読んだばかりだった。
このまま怪我をさせてしまったかもしれなかった。

悲しい事件がある度に、たった一度のあの夜を思い出す。
誰も子どもの命を奪おうなんて考えるはずがない。
かわいくてかわいくてたまらないのだから。
ただ、眠れないという事実が幸せを奪うのなら、それは絶対に起きてはいけないこと。
 
夜泣きなんて一時だよ。

絶対にそんなこと言っちゃいけない。
その渦中にいる時、お母さんにはその言葉は届かない。
もし、奥さんが、お嫁さんが、今、夜泣きに悩んでいたら、
寝かせてあげてください。

13件のコメント

インターネットの進化、
こういう使われ方は本当に素敵だと思う。
まさに「育児テック」。
私が長男を出産した時は、すでにSNSがあって、スマホもあって、
たとえ引きこもり育児でも、オンラインで友人や、それこそ見知らぬ子育ての同志たちとつながることができた。
子どもがなかなか寝ない夜は、ずーっとネット見てた。
けど、20年近く前はまだなかったもんね。
とりあえず、寝不足というのは、理性を失わせる。
夜泣きに限らず、育児に関して、
「辛いのは今だけだよ」「私たちも乗り越えてきたのよ」
なんていう精神論は、ほんといらない。
欲しいのはリアルな手。

20年近く前。本当にそうだ。天野さんに言われてびっくりしたわ。
だけど、みんな今でも同じように悩んでいるということよね。
パパたちも理解は深まって、きっと優しく抱っこ代わってくれる人もいると思うけど、
みんながみんなそうじゃないよね。
う〜ん、男性育休の効果やいかに。それで男性の産後うつが増えたら、ちょっと問題かもねぇ。

私も怒鳴ったことも、ゆさぶったこともありました。

泣く我が子をどうしていいかわからず、
でも、なんとかしなきゃ、どうもできないのループで
歯をくいしばってばかりいた。

連日のように報道される虐待のNEWSを見ながら、明日は我が身だと感じていたことも正直ありました。

本当に何が違うんだろう。

そうか〜。もうずいぶん前のことだけど鮮明に思い出すから、自分自身にショックというか、本当に自分で信じられないことをしたなと感じたのかなと思っています。
何も違わないよね。
同じお母さんのはずだよね。

そんなの今のうちだよ…
まぁその頃はそんなもんだよ…
子育てしていて、人に悩み事を相談するのに気が引けるのは、こんな言葉が返ってくるからでした。
みんな、その時期を生き抜いてこられたから言えることだよね?
と、ずっと思っていました。
絶対言っちゃいけない言葉として私も胸に刻みます。

その時は思っていたことも、終わってしまえば忘れてしまうのよね。
ほかにもいろいろあると思う。
不登校の問題だって、今、悩んでいる人には、もしかしたら大丈夫とは、言えないのかも。
そういうこともでも、発信しなければ気がついてもらえないね。
ペンを持とう!

言っちゃいけない言葉、言っちゃいました。岸さんのコメントに書いてしまいました。
経験上通り過ぎた私からのアドバイスのつもりでしたが、当事者からすれば、そんなことはなんの役にも立たないのかな。

田端さん、私も言っちゃってます、これまでにたくさん。
でも、この時話を聞いて、そう思いました。
どうしても教えてたくなりますよね。大丈夫、もうすぐだよ、きっと終わるよ、、、
もちろん、子育ての経験はとても貴重だし、教えてほしいです!
ただ、声が届かない人に、どうすればいいのかは、わからないなぁと、ずっと考えています。

次の日はソフトボールの試合だったからクラブハウス聞けなかった
私も14年前を思い出してみる。
長男はあまり泣かない方だったかもしれないけど、夜泣きしない子なんていない。
夜中にベッドの上でユラユラ。
でも割と寝てくれる子だったから、次男になって悲鳴をあげた。
寝ない。夜泣きもかなり長く続いた。
9歳になった今でも怖い夢を見ると夜中に起きてビクビクしている。
睡眠不足が一番キツい。
寝れないって本当に本当に気が狂ってくる。
私も何度も怒鳴ったり、叫んだり、虐待してしまう親の気持ちが分かってゾッとする経験がたくさんある。
子育て中、ずっとその恐怖と戦っている。
もちろん今でも。
大きな問題だよね…。

批判があるかもしれないと思いますが
僕は、「そんな時もあったね。そんなの今だけだよ。」と言われて救われた側の方です。
子育てをやろうとしてもなかなかできず、上手くもいかない時、悩んで先輩パパに言われた言葉でした。背景は異なっているかもしれないので、また詳しいことはブログにでもまとめようと思います。
もしかしたら、父親と母親でも感じ取り方が違うのかもしれないですね。

母親の中でも、もしかしたら、肯定的に捉えることができる方もいるかもしれませんね。
やっぱり、子育てにマニュアルはないし、世にある子育て本のなんと無意味なことか(そんなことないものもあるかもですが…)。
まだまだ、お母さん研究は続きますねw
お父さんも!

どれもどれも、わかるなぁと思いながら読ませていただきました。
私は3人目の子育てで育児ノイローゼになりそうと切実に思いました。
すでに2人いて、今の状態がずっと続くわけではないと分かっていても、です。

その時その時で、受け入れられる言葉、受け入れられない言葉があって、
同じ言葉でもタイミングによって違って感じたりするように思います。

誰かに言葉をかけるのって簡単ではないですよね。
でも心から相手を思った言葉なら、その時は届かなくても、
もっと後になって「あの時・・・」と受け止めてもらえることもあるかもしれません。

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植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。