二十歳の記念ムービー

長男の二十歳の記念に
『○○○の軌跡～二十歳になった君へ　生まれてきてくれてありがとう』と題して
動画を作成した。
あれから2年、次男の番となった。

昔の写真を掘り起こし、子どもの絵や手紙も一緒にしまっていたので、脱線しながらも、思い出を繋ぎ合わせる作業。懐かしさに思わず手を止める。沢山の思い出たちは、きちんと整理されずにいて、煩雑に衣装ケース2箱とハードディスクにデータとして納まっていた。いつか子ども達が巣立ったらゆっくり整理しようと思っていたので、二十歳のムービー作業でえらく時間がかかる羽目に。

ムービーは、お腹の中に居ますよという妊婦の写真にコメントを付けることから始まって、生まれたばかりのわが子と初対面した写真には「はじめまして！」とコメントした。
お腹から出てきたばかりの頃は、窮屈なお腹の中にいた形のまま腕や足を折り曲げていたね。
そのうち大の字で伸び伸びと寝るようになった。泣き顔の写真もすぐに泣き止んで笑顔の写真も、どれをとってもかわいいわが子の面影がそのままだ。
長男の新生児の頃の写真は、ただ寝ているだけの写真が山ほどあった。ただの写真に癒された。
けれど次男の場合は、写真が余り無い。

さて、ハードディスクの写真を何度か確認していたので、いざ画像を落とそうとしたら、動かない。なんとマジで？誕生日まであと数日。
胸騒ぎのままお店にもっていくと、データが破損しているので復旧には2週間程かかると言われ、その費用も膨大。けれどお金には代えがたい思い出達を蘇らせなければ。

そして待つこと数週間、やっと出来上がりました！！
長い道のりでした。

誕生日当日は次男ご予定ありということで翌日に家族でパーティー。
長男の時は誕生日当日に動画をプレゼントしたので誕生日パーティーの様子は納められなかったが
次男の時はそこまで納まった。

それはそれで良い結果となったので
あと3人がそれぞれ2年後迎える二十歳の記念は、誕生日までを納めてプレゼントすることにしよう。

私の母としての作業は、まだ半分も終わっていない。

そして、二十歳になった息子と一緒にお酒を飲む日をとても楽しみにしていた。
長男の二十歳の誕生日は駅前の居酒屋で家族でお祝い。

それからほどなく、私の行きつけの店へ連れていくことにした。
長男と飲みに行くと夫に話したら俺も行くと言った。
えっ来るの？と思ったが、仕方ないなと3人で行くことに。
下の子たちはお留守番。
夫と合流するまで時間があったので、私の好きな創作串焼き屋へ長男を連れて行った。差しで飲む夢をこっそり叶えた。
そのあと夫と合流。3人でビールで乾杯。ツーショットをおねだりして、長男が自撮りした写真はアプリで撮影されていたので恋人同士のように写っていた。アプリさいこ～とその時初めて思った。
次男とは、コロナ禍でまだ実現していない。

上二人の二十歳のお祝いが出来てほっとしたものの、まだまだ先は長い。
子どもの誕生日には自己満足のケーキを作ってお祝いしたいし、孫の面倒だってみたい。

この先もお母さん業は続くよどこまでも…かな。