お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

「ごめんね」ってあやまるまでとそのあと

バッタバタの毎日。

夕方、買い物に行ってくるねと出かけた矢先。

やらなきゃいけないことを思い出して、

車の中でメールを送っていたら、

息子(小6)から電話。

「まだ?何時に帰る?」

今、出たばっかりなのに!忙しいのに!って思いながら出てきた言葉は、

「もうウルサイ、仕事しよっと」

時計を見ると、自分が思っていたよりも時がたっていた。

心配してかけてきてくれたのかも…。

自分が発した言葉にチクッとしながら帰り着くと、

ダラダラとしているように見える子どもたち。

お皿も、洗濯も、お風呂も、あーーーこれからやらなきゃと瞬時に脳内を駆け巡って、

チクリとしたココロはまたどこかに行ってしまった。

「ちょっと!お風呂して!そこどいて!じゃま!」

テレビにくぎ付けで私の声なんて聞こえてない感じの子どもたちにイライライライラ。

黙々とやるべきことをこなして、
ご飯を並べ、声もかけず、先に食べてお風呂に入った。

息子以外は気づいて食卓につき、ご飯を食べながら話しかけてきたけれど無視をして。

息子はテレビに視線を送ったまま。

お風呂でちょっと冷静になって一人反省会。

息子も怒っているのかもしれない。
電話しただけなのに「ウルサイ」なんて言われてショックだっただろうな。
テレビを見て聞いていないふりをしているだけかもしれないな。
謝ろうかな、どうしようかな。

息子は一人でご飯を食べ部屋にいた。

今、言っておかないと。

「ちょっと話しできる?」
「さっきはごめんね」
「なにが?」
「せっかく電話をしてきてくれたのに、ウルサイって言ってごめんね」
「もう、いいよ」
「伝えておきたかったから伝えておくね」
「うん」

息子の目がじんわりとうるんだのがわかった。

その後、リビングに息子もやってきて、気づくといつも通り。

「ごめんね」って言って、本当によかったな。


じいちゃんと背比べ
(近頃は写真を撮らせてもらえないので貴重な写真をコッソリアップ)

12件のコメント

さおりちゃん

ケンカできるっていいなって思いますよーーーー。
この前、松葉荘に来てくれた時、二人のやり取りを見て思いました。

私の実家では兄弟げんかはあったものの、親とケンカをするということはほぼなく。
上からガツンと一括言われておしまいだった気がします。

だから、今子どもたちとワイワイギャーギャー言い合いするのは楽しい、
こんな言い合い私が小さい頃はなかったね、こんなのがいいよねって母とも最近話しました。

以前の私はゴメンネってなかなか言えなくて。
でも、私が言わないと子どもたちも言わないようになっちゃうなって気づかされたりもして、
ようやく言えるようになりました。

子育てしてなかったら、お母さんになってなかったら、言えないままだったかもしれないな。

私なんて1人を相手にバッタバタです。
でもこうしてお母さん大学で、誰かも同じようにバタバタしながらがんばっているのかもと
思えるから、
謝れる勇気が湧くなぁと、この前ふと思いました。

今日も体が3つほしいと思いました(笑)。

横でグータラ寝ながらオリンピック見ている夫をうらめしくも思ったり(笑)。

日々日々、いろんなことがあるけれど、

こうしてネタにできるから、

自分の嫌な面から逃げ出したくなっても戻ってこれたり

そのまんまの私を認めてくれるお母さんたちがここにいるから、

ゆうちゃんが言うように、素直になれる自分がいるのかもしれないな~。

思春期のメンズはなかなか難しそうですね!
無視されますよね(泣)こっちも素直になるまで時間がかかりそう…
そんな態度ならこっちもそうだー!!なんて強がっちゃいそう。
またチビちゃんだらけの我が家の子育てとは違うステージな気がしますが!!

謝らないと後悔するし、時間がたつと謝りにくいし、素直に謝る彩さん素敵です❣

ふみえさん
ありがとうございます。そうそう、時間がたつと謝りにくいし、本当に互いに意地を張ってしまうよね。

ステージは違うよね。でも、小さい頃でも同じで、忙しいとついつい自分が感じた「悪かったな」っていう感情にも蓋をしてしまいがちだし、兄弟がいると下の子にかかって上の子に伝える機会をなくしてしまいそう。というか、、これまでやってきている気がします。

「ちゃんと謝りなさい」ってちっちゃな頃から言っておきながら、「自分」ができてないやーんと思ったした時期もありました。

ありがとう。ごめんねっていつでもそこに戻れる、互いに伝え合える親子でいれたらいいなと思います♪

ありがとうございます。
偉いと言われたのは何年ぶりでしょう♬ うれしいです♪
この一言、私も昔は言えなくってごまかしていたと思います。
でも、ごまかしていると自分もごまかされていって・・・
こうして記事にしたりするおかげで、客観視する力がついたのかなと思っています。

池田さんはいつも、会話をすると穏やかなので、イライラしている記事を読むと、なんだか安心します。
ああ、池田さんもそうなんだね、と(笑)
メールとかSNS本当にちょこっとなのですが時間が経ちますよね。
私も何か言われていたのを「うんうん」と聞いているフリをして、
終わってから「で、なんだっけ?」ともう一回聞いて子どもたちがイライラしていると思う笑
私も言い訳せずに、謝ろう…かな

おおおーービックリ。
わたし、穏やかだと自分を思ったことがない(笑)
むしろ激しいと思っていたので、植地さんのコメントにビックリでした。

聞いているフリ、本当によくあります。お母さんあるあるかもですね。

「聞いてないでしょ」とすぐに一花からご指摘が入りますから。
ごまかしはききません(笑)

植地さん同様、池田さんイライラすることあるんだーとびっくり安心しました!
わたしも今日夕飯の時に「早く食べて、早く寝て!」なんて冷たく言い放ってしまい後悔です。
みんな寝てしまったので、明日謝ってみよう。
え?!なにが?って言われそうですが…

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ