お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

こふきいも

子どもの頃、母のレシピで憎たらしいものがあった。
それは“粉吹き芋”。

「今日はポテトだよ」

そうお母さんが言うから
ケン○ッキーや○スを買ってくれたと
想像する少女の前に出てきたのは、地味〜なお芋。

 

じゃがいもと、塩の味。それだけ。
油の香ばしさと、重たさを足したい、成長期だった私。

 

でもお母さんになって、
色んな味を足さずに野菜を食べさせたくて作ったら、
娘は、すっかり粉吹き芋ファンになった。

 

母の想いが、
今ならよく分かる。

 

思えば私も本来は、
「どうしておにぎりに昆布入れちゃうの!塩むすびがいいの!」
と叫びながら、
たくあんやぬか漬けをバリバリしていれば生きていられる、何とも地味な子どもだった。

 

娘はというと…
「おにぎりに、海苔まく?」
「ううん。塩むしゅび。」

 

あぁ私たちは親子だね。
その遺伝子、私が分けたよ。

素朴な味の向こう側に、
土の匂いを感じられる親子でいようよね。

と、思うのでした。

とにかく小さな頃からお芋好き。

 

わが家の粉吹き芋は、崩れてる所が人気。

 

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吉村優
◇MJプロ ◇神奈川県横須賀市在住  ◇2016年生まれ 1人娘 ◇わたし版「pokke版」 ◇夫は10歳年上 ◇学童保育指導員  ◇『お母さんのことはお母さんに聞こう』が私のお母さん大学キャッチフレーズ  ◇「母時間ラジオ」パーソナリティ