長崎被爆者・福島富子さんとの出会いは、ある食事会だった。
たまたま隣同士になり、何がきっかけだったかは忘れたが、
「実は私被爆者なの」と告げられた。
にこやかに話す着物の福島さんと被爆者の言葉が結びつかず、頭の中が「?」に。
もっと話を聞きたくて、
2015年に発行していたわたし版の取材を申し込んだ。
以来福島さんの証言を聞く会を催したいと思いつつ時は経ち、2021年。
お母さん業界新聞社代表の藤本に「原爆証言者の会を開きたい・・・」と相談すると、
「いいんじゃない」と即決定。
福島さんの「着物に力を借りて、原爆を語る〜次世代へ伝えたいこと〜」を
開催することになった。
取材を申し込んだ時もそうだったけれど、
「やりたい」と思ったら声に出せばいい。
百万母力の夢宣言には宣言していな夢だったが、
この夏早々に叶うこととなった。
その後、福島さんとの打ち合わせ、関係本を読み、資料作成。
今まで知らなかった事実を知ったり、
戦争とは?平和とは?といつもより多く考えたりした数日となった。
開催日当日は、20代から70代までの女性が参加。
子どもを抱っこして聞くお母さん、
夏休みだったので子どもたちの元気な顔もちらほら見える。
ウンウンと頷きながら一生懸命聞きいる参加者の皆様。
誰の心にも響く、福島さんの証言だった。
中でも印象的だったのは、
「聞いてくれるだけでいいの。知ろうとすることが平和への一歩」という言葉。
自分には何ができるんだろうと、誰もが思うその答えはなんて簡単なこと。
参加者それぞれが受け取った答えは、これからの課題。
この日感じたこと、考えたこと、心動いたことを
一歩ずつ進めていきたいと思った会となった。
最後に福島さんの夢を紹介。
今でも世界の何処かで、お母さんや子どもたちが悲しんでるニュースが流れています。
そして地球温暖化による被害、止まらないコロナなどなど。
心配なニュースばかりです。
みんなでどうすればいいのか考えて、
誰もが笑顔で暮らせる地球にしたいです。
・・・それと、皆さんのタンスに眠っている着物を出して着てあげてください。
皆さんに着物をたくさん着て欲しいです。
福島さんの夢も叶いますように。
「着物に力を借りて、原爆を語る 〜次世代へ伝えたいこと〜」に
参加していただいた皆様、どうもありがとうございました。
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12日は、石臼で小麦引きをしてました(汗)(汗)
小麦引きながら、参加できたのに、と、今更思いましたが、
皆さんのレポート読ませてもらって、思うこと、感じたこと
沢山ありました。
今、この時期に、大切な事を伝えていただけ、考えるきっかけをいただける企画をありがとうございました。
着物も、着たいなぁ。
高木さん
お山では色々な作物が増えているんですね。
石引で小麦引き、経験してみたいです。
本当に高知がお隣だったら
私は毎日高木さん家に通いそうです。
着物も一緒に着たいですね。
以下で動画配信されている福島富子さんの証言がありますので
よかったら見てください。
Choose Life Project
https://www.youtube.com/watch?v=4eRXN9PbX6I
決断すれば、今日から核はなくせる。「原爆は人間の行為ではない。それを伝えていくのが私のつとめ」