「着物に力を借りて、原爆を語る」セミナーに参加しました。
福島さんのお話を聞き、私は祖父母に戦争の体験を聞かなかったことをあらためて後悔しました。
広島市で生まれた私は祖父母が原爆を体験していることを知りながら、触れてはならないことのような気がして本人達に聞くことができませんでした。
小学4年生で福岡県大牟田市に引っ越したとき、周りの同級生は戦争についての知識がたくさんあり、自分よりも遥かに詳しいことに驚いた記憶があります。
私は祖父母に聞けなかった分、大牟田に来てから本や資料で戦争についてたくさん調べました。
もし祖父母に話を聞くことが出来ていたら、より心に残る話を子ども達にできたのに…と後悔はありますが、今の私にできることを子ども達にしていきたいと思います。
福島さんはまず「知る」ことが大切だと言われていました。
私は今の子ども達の中には戦争について詳しく知らない子がいると聞いて驚きました。みんなが知っているものだと思い込んでいました。
我が家には夏になると戦争を題材にした映画を観たり、終戦の日の式典をテレビで観たりする習慣がありました。
母の口から具体的な話を聞いたことはありませんが、私と弟に「知って欲しい」と思っての行動だったのだと今になって気付きました。
大人になって実家を出た今も、夏になると戦争についての本や映画を観る習慣は続いています。
福島さんがお話の最後に「お母さんが家で子どもに伝えることが大切」ということを言われていました。私も息子がもう少し大きくなったらそういう機会を設けたいと思います。
今年は西日本新聞社が出している『戦争とおはぎとグリンピース』という本と『日本のいちばん長い日』という映画を観ました。
『戦争とおはぎとグリンピース』は終戦から9年経った高度経済成長期初めに西日本新聞にあった女性読者投稿欄『紅皿』をまとめたものです。
投稿者は戦中戦後を経験したお母さん達も多く、その時筆を取ったからこそ残っている小さな日常の気付きがたくさんあります。
お母さん目線での文章を読むことでより身近に感じることができる本なので是非たくさんの方に読んでもらいたいです。
この本読んでみようと思います。
わたしの亡くなった祖母は
戦争体験者、もっというと関東大震災も
経験してる人で、だからこそ戦争の
映像や、話は見れないんだと
辛くて、思い出してしまって
つらくなるからと、涙を流しながら
言っていたのを思い出します。
なかなか、自分の体験を話すというのは
大変なことなのだと、特に傷が大きいものほど。
祖父は祖父で満州で戦争に参加してたらしいです
なのでその時の話はやはり聞かせてもらえませんでした。
話せないくらい辛いことだとしたら
話せなかった人も多いのかもと
思いました。
当時のお母さんたちの話がまとまった
本、なんとなくお母さん大学みたいだなて
思いました。
高田さんが書かれている「触れてはならないことのような気がして本人たちに聞くことが出来ませんでした」という感覚は、私にもあります。ご本人からお話ししてくださる方なら、聞いても良いかなと思えるんですが。
でも、こちらから、勇気を出して、聞いてみるというのは、大切なことなのかもしれないと記事を読ませていただいて感じました。
「戦争とおはぎとグリンピース」、読むと辛いだろうと思いますが、読んでみたいと思います。
高田さん
ご実家の習慣、素晴らしいです。
小さい時からのことなので身についているんですね。
娘世代の高田さんが自分の子どもに語り継いでいく姿を想像して
頼もしく感じました。本も読んでみます。
セミナー参加、どうもありがとうございました。
私も、髙田さんが読まれた本読んでみたいと思いました。
間橋さんがコメント書かれていた様に、私の祖父母も戦争経験者。夏休みに話を聞かせてと伝えると、お前は知らなくていい!と方言や言葉少ない九州男児は怒った言い方に聞こえ、なかなか聞けませんでした。
ただ。ご飯を食べなさい。米を1粒も残すな!もっと食べなさい!と。食べられることは幸せだから、なんでも食べなさい!感謝しなさい!とそれだけ話していました。
祖父は食べることで教えてくれたのかな…と思っています。
今年のお盆も手を合わせに行けなかったので、祖父母を思いながら、本を手に取ってみようと思います。