仕事から帰ってきたら、先に帰ってきていた長男が
「ママ、ゴメン。今日持って行ったハンドタオル、学校に忘れてきちゃったんだ。だから明日持ち帰るね。」と言ってきました。
わざわざそんなこと言いに来ることに違和感を抱いたのですが、登校前に新しいタオルを渡したので気にしているのかなと思い直して、『わかった』とだけ答えました。
翌日、「ママ、話がある…」とやや深刻そうに言う長男。
えっ?何?とドキドキしながら耳を傾けると、嘘をついていてゴメンとのこと。
嘘って何?なんかやらかした?とますます不安になる母の顔を見ながら、長男は前日のタオルの話を始めた。
学校に忘れてきたのではなくて、授業中に感動して泣いちゃった女の子にタオルを貸してあげたから持って帰れなかったんだと。
洗って返してくれたんだけど洗剤のにおいが違うから、ママに言っておかないとと思ってと言うのです。
思わず笑っちゃいました。
家では弟に対して不機嫌なことが多いけれど、(ウルサイ弟たち3人なので、長男の気持ちはわかるよ…)
優しい心は残っていたんだなぁって安心したわたし。
続けて長男は言いました。
他の子がね、擦り傷を作っちゃったから、絆創膏をもらってきて貼ってあげたんだよね。
弟たちがいるから、母性が育っちゃったかなぁ。
困っている人を見るとほっとけないんだよね。
自分のことを分析したり、そんな自分のことを母親に話してくる中2。
ママさん(中学生になってからはそう呼ぶようになったので…)は嬉しいよ。
そこに座って話聞いてよ!と、自分の席の前に私を座らせて、今日も話を聞かせてくれます。
小さいときは、弟たちに手がかかってまともに話せなかったもんね。
待っていてくれてありがとう。
なんて、やさしいお兄ちゃん。
読みながら、ドキドキしましたよ。
きっと、学校では人気ものですね。
藤本さん、遅くなってごめんなさい。
根っこはとてもやさしい子だなって思っています。
学校でも頼りになるようで、先日の面談でも先生からも「いろいろな子たちをまとめてくれちゃうくらい頼りになります~」って言われました…
でも、子どもらしさがなさすぎるようです。。。
思春期真っ最中の男の子、母に話を聞いてほしい心優しいお兄ちゃんの様子を感じてホンワカしました。
弟たちから頼りにされるお兄ちゃんの存在を写真からも感じています。
自分のことを分析する力があるなんて、それだけでも人となりを感じました。
いい感じの思春期少年と母を感じられましたよ。
池田さん、遅くなってごめんなさい。
小学校時代はほとんど話を聞いてあげることもできず、ようやく中学になってから話す時間が取れるようになりました。
気がかりだったけれど、たぶん間に合いました。
長男の話を聞きながらこっちの方がびっくりすることも多いのですが、彼の話は面白いです。