読む湯たんぽ

４０歳だけどもう更年期の症状なのか、自律神経の乱れなのか、一昨年から微熱が出やすく、すぐ体調も崩しやすくなってしまったわたし。

婦人科や心療内科、カウンセリングなども受診していますが、コロナ禍で熱…どこに行っても検温される世の中。子どもの学校の健康観察表にも、家族の健康状態を書く欄があり、行かせて大丈夫だろうかと、わたしだけに起こっていることだけど、子どもに何か影響しないかと、時々敏感になってしまい、悪循環のなか、なんとか子どもたちにはいつも通りの暮らしを心がけている母さんです。

お恥ずかしい限り、気にしすぎ、もっと大らかにと思いますが、体がこわばると物の見方がすごく狭まってしまう時があります。でも不安に負けないように、なんとか自分をふるい立たせてる時もあります。

子どもたちが元気に、友達と外遊びしている姿が本当にうれしく、ありがたく思います。

そんな正月明け。学校スタートと同時にまた微熱が出ました。年末年始の疲れもあったんだと思いますが、今回は検温すると一時的にいつもより高い熱も。ちょうどオミクロン株が爆発的に感染拡大し始めたのもあって、怖くなって、そう。社会的に怖くなって、発熱外来に行きました。夫はいつもの調子だから１００％大丈夫って言ってくれましたが・・・。

結果陰性でしたが、発熱外来で待っている間は緊張して手のつぼをずっと押してみたり、落ち着かない気分でした。スマホを開けてみましたが、SNSをみたらキラキラの世界。ママ起業に、丁寧な暮らし、この時はまぶしくて。

すぐに閉じて、お母さん大学のサイトを開きました。そこにあるのは、子どもの笑顔、あったかく切りとった日常、等身大の悩み、母力あふれるありのままの世界にすごくホッとして、心拍数も下がったはず。

あ、これは読む薬、ううん。読む湯たんぽだなって思いました。日常はここにあるよって教えてくれてる。あったまりました(^^)

わたしみたいに微熱がよく出る人はたくさんいるようです。婦人科の先生に言われました。それでもお母さん業は続き、家族で社会で生きています。

海外の友達は、コロナ禍による色んな分断に心を痛めています。2年間、海をまたいで家族揃って住めなくなってしまった人もいます。タイにいる高校時代の親友は、毎週２回自腹で抗原検査をして陰性じゃないと子どもを学校に通わせられないそうです。どれだけ子どもたちにも我慢させているのか。もういいじゃないか。

早く、広い世界に戻れ。自由に人が行き交う世界に戻れ。もう少し。もう少し。

そう心から願って…太陽を浴びて、体を動かして、笑って、読む湯たんぽを抱いて、今日も焦らずいきます！