お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

母と子のBlues&Bruce〜表紙撮影レポ 01

お母さん業界新聞は2022年1月から、表紙のコンセプトが変わりました。

「半径3メートルの未来」

お母さんと子どもたちの世界は半径3メートルの中で起こることが全て。
一緒に寝て、一緒に食べて、笑って、泣いて、
そんな子育ての日常が、一番お母さんが輝く瞬間。

そんなお母さんの半径3メートルの世界を切り取ってくださるのは、プロの写真家のブルース・オズボーンさん。
お母さん大学生はご存知ですよね。
これまでの全国版の表紙の親子写真、それがブルースさんのお写真です。

ブルースさんは、「親子の日」のオリジネーター。

親子の日とは?

年に一度、親と子がともに向かい合う日があったっていいのでは、
その日を通じて全ての親子の絆が強められたらという思いから立ち上がったのが「親子の日」プロジェクト。
1980年に来日。
ブルースさんは写真家活動を通じて、日本社会を映し出すモチーフとして「親子」を選んだそうです。
「親子」という言葉は日本にしかないと、私はブルースさんに出会ってから知りました。
そう思うと、親子ってますます素敵な言葉に思えてきます。

この1月から、ラッキーなことに、ブルースさんの撮影に同行させていただくことになりました。

「表紙撮影は、やってみたいけどでも、子どもが写真嫌いだから…」
「大変そうだし…」
「ちょっと恥ずかしいかも…私なんかよりほかの方にどうぞ…」

モデルをお願いすると、そう断られることも少なくありません。

私自身も、もし自分が新聞の表紙となったら、及び腰になるかもしれないという気持ちもありましたので、これまでは断られる方の気持ちも理解していました。

しかし、
初めてブルースさんの撮影に同行したとき、その思いは消えました。

ブルースさんは全身全霊でシャッターを切ります。
その熱量は、コチラの顔も興奮で赤くなるくらい。
そしてブルースさんの熱量が高くなっていくにつれ、被写体の親子は笑顔になっていきます。
その親子の奥にあるつながりをしっかりと引き出して、最高の1枚を写します。

ブルースさんの奥さまの佳子さんも、一緒に笑顔を引き出します。
やさしく笑いかけ、子どもたちと話をします。
「どんな遊びが好きなの?」
「いい名前ね」
その空間が一気にブルースさんの世界になっていきます。

絶対に、ブルースさんに家族写真を撮ってもらい、お母さんたちには笑顔になってほしい。
今私はそんな気持ちでコーディネートさせていただいています。

さて、2022年1月号は、竹林光未さんとご主人、そして4人のお子さんたちがモデルさんでした。

最初は言うことを聞かない子どもたち。
恥ずかしいのもあるし、お母さんの隣の場所を争奪戦。

でも、次第に素敵な表情をみせてくれます。
ブルースさんの心が伝わっていきます。

自転車で遊び出した子どもたちも自由にさせて、
でも、少しずつ構図をつくっていって、
二人の子が木に上ったところで、撮影開始。

明るく楽しい、竹林家の普段の笑顔に出会えることができました。
光未さんが自然体で子育てしているのだなぁと、あたたかい気持ちになりました。

そうそう、ブルースさんは日本語ももちろん話せるのですが、
子どもたちは、やっぱりカッコいいブルースさんに興味津々。
お兄ちゃんの士玄くんは、バッチリ英語で挨拶することができました。

2022年の表紙はこちら。
https://www.okaasan.net/okaasan-shimbun/78979/

私は、そんなブルースさんの後ろ姿を、こっそりレポートしていけたらと思うのでした。