【「いっそ、私もコロナになったら良かった！！」のか。
この経験はPriceless。―ささやかなコロナ騒動ドキュメント後編】
【1月31日】
15時ごろにひびきが陽性、私が陰性の結果。保健所から色々聞かれ「今後のことは協議します」。
「ひびき、コロナ？」
「うん…」
少し泣いた。
保健所から、（お互いが）できる限りマスクで過ごすようにだの、別の部屋で過ごすだの言われたけど、無理に決まってんじゃん。6歳児だよ、相手は。
避けるなんて、どーやったってムリ！！！
寝るとき「ママ、こっちおいで。あったかいよ」って手招きされたら、一緒の布団に入るしさ、
「ギューして…」なんて毎日だよ。それを断ることなんてぜーったいムリ！！
やんちゃな娘だもの。ギューだし、チューだし、ペーだし。
密着、密接、超濃厚接触120％！！！
これで私このまま陰性だったら、すごいわ…。
この日、もう保健所から電話はなかった。
…と思っていた。
というのは、ひびきと一緒に私も20時過ぎには寝てしまったから。
2月1日朝
スマホを見ると、22時20分すぎに二度の着信履歴があった。
あ、保健所からだ。
こんな夜遅くまで業務してるのか…。
大変だなぁ。
お疲れさまだなぁ…
9時ぴったりに電話が鳴った。
「協議の結果なのですが、ひびきちゃんは体調に問題がなければ8日から登校可能です」
「そうですかー。じゃ、私も…」
「いえ。お母さんは14日まで自宅待機で…」
「えっ？！」
「濃厚接触者なので、8日からのカウントになるんです」
「…。PCRはもう受けられないのですか？」
「はい。症状が出ればまたお電話いただいて、検査になりますが。もしPCRを希望される場合、ご自身で県のホームページを見て、必要であればそこから…」
ガガガガーン！！！！！
ってさ、いっそ私もコロナになったほうが良かった！！って話じゃん。
陽性だったら、私も8日から動けたって話じゃん。
家族のケアして、濃厚接触者になって、で、無症状で健康な人が一番しんどい思いを長くしなくちゃいけないって…。
（※待機期間が短縮され、保健所に確認した所、小さな子どもが陽性でケアにあたる家族は（子どもの隔離が難しいため）やはり、陽性者の療養明けから7日間に変わりはないそうです。
私の場合、1月25日から2月14日までってなんと3週間よ。ひたすら自宅でどうしろっての。仕事も結局3週間お休みしないといけないわけか。
…すごく悔しい気持ちになってしまった。
（お母さんて、しんどいね）…以下、（）は私のブラックモード。
2月2日
ひびきが、珍しく8時半を過ぎても起きてこない。
※夏なんて5時すぎだの、6時だの。就寝時間はいつも20時―20時半で、早寝早起きなんですよ。
やっぱり高熱出して、体力使ったのかな。
結局、9時前に起きてきた。
12時間寝てたよ、あなた…。禰子のマネかいな。
夫は、明日ホテル療養が終わるそうな。本日、電話がありました。
もう自由の身です。
（夫はいいよね。ホテルで一人で。私だったらめちゃくちゃ本読みたいし、一人でじっくり過ごしたいよ…）
4日から仕事復帰だそうな。
夫の勤める社福の別施設でクラスターが発生しているとのことで、応援要請が来るかも、とのこと。
で、ひどい一言がコレ。
「職場からコロナの巣窟（自宅）に帰るなって言われたから、8日まで実家で過ごすわ…」
（その表現はないだろ、おい…）
携帯には、厚労省からの体調管理アプリをダウンロードせよってSMSが入ってくる。
意味わかんないよ。
保健所から一切説明されてないんだけどな。何、コレ？
（ぶっちゃけ、めんどくさいっての！！スマホみて、ちまちまダウンロードする時間を私は別のことに使いたい）
はい。
Keep calm.
空気を鼻で吸って口ではいて。
ブレスして。
一方で。
やっぱり、近くに陽性になった人がいなかったから、感染者数が増えていても、他人事みたいな感覚だったし、これからも自分はならないだろう、関係ないだろうってくくってた。なめてた。
でも、家族が感染した。
この立場になったから、見えてこなかった景色を見ることができている。
味わえなかったであろう感情を抱き、それを受け止めてみる。
私（我が家）のケースは、そもそも田舎で、家の構造が2階建てだし、まあちょっと庭のある戸建てだから、自宅待機とはいえ、まぁまあ家のなかでも動けるのだけど（自宅待機とはいえ、車でだれ～もいない海辺へ移動して、孤独に散歩やリフレッシュくらいならいいよね？）、これが都会のマンションやらギューッとした住宅地だったら、隔離状態に誰かをするのも大変だし、周囲の目も気になるだろうし、いやいや、ホント、大変だ）
心配してくれて電話や連絡をくれた人や大切な友達の有難さが身にしみている。
あとひとつ。
ひびきの学校の担任の先生との距離が近くなったこと。これがとーっても嬉しい。
先生はちょこちょこ連絡を下さり、心配してくださり、日々の学習のことを教えてくれたり、プリントをポストに入れてくれる。あったかい先生だと知れたこと。感謝でいっぱいです。
このドキュメントの終わりに。
だいぶ前の話にはなるけども、
私は人生初めてのクレジットカードはマスターカードを選択した。
なぜなら、
「お金で買えないものがある。買えるものはマスターカード。Priceless」のCMが大好きだったからだ。
今でも思う。最高だな、このコピー。
この経験もpriceless.
大切なのは、愛だよ、愛。
読み応えのあるレポートでした。
ひびきちゃんも、パパも、回復されてよかったです。
そして、濃厚接触者としての生活、家族の対応など、お疲れ様でした。
なかなか発信しにくいことを、こんな風に書いてくれて、ありがたいです。
陽性の子どもを誰がどう見るの？って問題。ほんと切実ですね。
めちゃめちゃ共感できたし、いろいろ気づきや学びがありました。
明日は我が身、たくさんの人に知ってほしい事実ですね。
青柳さん おはようございます。コメントありがとうございます。
私たちの環境は恵まれていてなお、この辛さ…大変な環境、しんどい立場に置かれているお母さんたちがたくさんいることと思います。
母子家庭の濃厚接触者なら？
パートに出れない。仕事できない。お金が稼げない。
子どもどーするの？
命つなぐため、食べ物買いに行かなくちゃいけない。支給されるレトルトじゃ、元気出ないよーっ思うんです。
濃厚接触者への検査、支援策…もっとありそうな気がします。
「Keep Calm」「この経験もPriceless」「大切なのは愛」
明日は我が身。ひしひしと感じるなかで、グッときました。ありがとうございます！
みなさんお加減いかがですか？
友達も一家で陽性になりましたが、濃厚接触者が一番隔離期間が長くて
なんのサポートもなく放っておかれちゃうからなぁって言ってました。
ほかの友達との LINEでも、「学級閉鎖になった」「濃厚接触者になったー」って連絡が
どんどん入り、「濃厚接触者の濃厚接触者の立場って、生活は普通でOK？」とか、
もはや素人が何の会話してるのかよくわからない状況です（笑）
なんかおかしいですもんね。
職場の方の「コロナの巣に帰るな」はほんとに、その表現は・・・って思いますね。
海散歩してリフレッシュ！最高ですね！！
残りのステイホーム時間、あれこれ気分を変えて乗りきってください♪
学級閉鎖の我が家も明後日から、また通常運転できるはず！
恵さん おはようございます。嬉しくなるコメントありがとうございます☺️
ホントそうですよね。
よくわからないことだらけで。
悩ましいです。
陽性だった娘に顔チューされようが、舐められようが、笑笑、
私は結局、まーったく体調問題ありませんで、娘は明日から登校可能な日です。
私は果たして、陰性のままなのか無症状なだけなのか、わかりませんっ！
あと7日、私は自宅待機…
なんとかなんとか、過ごします〜