お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

たかがポテトサラダ、されどポテトサラダ

わが家の料理好きな末っ子。夕方、私がバタバタと帰宅して、夜ご飯をつくりはじめると、たいてい寄ってきては、「一緒にやる」と言ってくれる。

それは私にとっての母時間でもあり、とってもうれしい申し出。けれど、余裕があるときは気持ちよく任せられるけれど、余裕のないときは指図してしまう。

昨日も。

夜、中学校の理事会に出かけないといけないので急いでいた。

「私が切りたい、私がこねたい、私が焼きたい」と言う末っ子に、「いいよ」と言いながらアレコレ言う私。手を出さなくてもいいことはわかっていながらも、出してはチクリと心がうずく。

ふと見ると、横でポテサラの芋を一生懸命、それはそれは真剣につぶしている末っ子がいた。

その様子を見て最初は笑ってしまったが、次第に、なんだか自分が恥ずかしくなった。

私はこんなに一つのことに真剣になったことがあるかな・・・。
忙しくなったり、慣れが出ると“こなす“ことで満足している自分がいる。
付箋に書いたタスクをやりこなすことが目的になっているんじゃないだろうか・・・。

そして、マザーテレサの言葉を思い出した。

「大切なことはどれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかです」

お母さん業界新聞をここ久留米でスタートした時にファイルの背表紙に書いた言葉だ。

毎日、目にしているはずなのに、すっかり抜けていた。

目の前のこと、自分の選んだ道をもっと真剣に、もっともっと心を込めて歩もう。

「味見して!」と口に投入されたポテサラは、お世辞なく美味しかった。

たかがポテトサラダ、されどポテトサラダ。

大切なことを教えてくれた、末っ子に心から感謝。

 

 

2件のコメント

いちかちゃんに会って色々諭してほしいです。
昨日は横須賀の光未さんのところで母フラでした。久々の赤ちゃんと小2のお兄ちゃんに癒され、光未さんがお子さんを見守る姿を見て、お母さんの寛大さを感じたところです。親子の姿が素敵だなぁとつくづく感じた1日でもありました。
いちかちゃんと池田さんの母娘の姿も、とても眩しいです。とても温かい気持ちになりました。ありがとうございました。

こちらこそ(^^)/ コメントありがとうございます。
イチカだけにとどまらず、ふがいない母ちゃんなので、子どもたちには諭されることばかりです。
横須賀の母フラ、楽しそうーと思いながらお写真拝見しました!私もいつか混ざりたい!!

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ