お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

我が家の卒業式

3月18日。
次男の小学校の卒業式でした。

その前の週くらいから、SNSでは「我が子、卒業しました!」という投稿が盛んになっていて、
ちょっぴり…いえ、かなり繊細になっていました。

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去年の夏休み明けから学校に行けなくなった次男。
小学校入学後から母子分離不安が強く、約半年の間は朝の送迎が欠かせませんでした。
でも、四男の妊娠発覚による体調不良と三男の癇癪がひどくなり、強制的に送迎が終了。
兄との登校で乗り切ってと頼み込んだのです。
その後も登校しぶりがあり、たまに1・2日休んで登校していくというスタイルが続いていたのですが、
夏休み明けの分散登校を機についに登校しなくなりました。

わたし自身が中学の時に学校に行くのが辛かったので、無理に行かなくてもいいという思いはありました。
一方で、両親に「嫌でも学校には行きなさい」と言われて登校し続けていたわたしにとって、
自分は頑張っていたのに…という気持ちも芽生えてきてしまうのです。

わたしは「学校に行かない」と言えなかったけれど、次男はそれを示せるだけの強い意志があるという点でも
羨ましさがあったのかもしれません。

わたしには学校に行きないと言っていた両親が次男が学校に行っていないと知った時、『いいんじゃない?頑張っていたもんね。』という反応でした。良かったと思う反面、わたしの時と違うな…と複雑だったのも事実。

職場には同じく学校に行っていないお子さんがいる方が数名いたので、
我が家だけではないと思えたこと、職場自体が相談ができる(話せる)雰囲気があったことは救いでした。

それでも、自分を責めてしまうんですよね。
朝の送迎を強制的に終了することになったから、最後まで不安に寄り添えていなかったんだよなぁ・・・・
下の2人に手がかかっていたから、目をかける余裕がなかったなぁ・・・・
得意なことと苦手なことの差が大きい子だったので、学校と連携してフォロー法を相談していたけれど、力不足だったなぁ・・・・
次男のやさしさに甘んじて、ヘルプサインを見逃していたかもしれないなぁ・・・・

キリがないくらい色々な気持ちが湧き出てしまうし、
彼の気持ちに寄り添うには自分の気持ちにふたをしなくてはいけないのかなと思ったり、
行かなくていいと言いながら行ってほしいなと思ってしまう自分もいて軸がブレブレ。

ジェットコースター並みに気持ちが忙しい半年間でした。
「でした」というより、それはこれからもずっとずっと続くのですが、
何をしても後悔や自責の念にかられてしまうのであれば、
その時その時で最善だと思ったことをやるしかない。
自分の気持ちにふたをする必要もなく、その気持ちを相手に伝えるかどうかは別として、
その時の自分の気持ちも相手の気持ちもまるっと受け止めたいし大切にできたらなと思う。

と書いているけれど、言い聞かせているんだろうなと思います(笑)

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長男と同様卒業式の看板を横に写真を撮りたかったけれど、
長男のときはコロナ対策で卒業式に親は出席できなかったから
今回は出席してみたかったけれど(しかも今年度で小学校が閉校なので本当に最後)、
そして、事情があってまだ卒業証書は受け取れていないけれど、
実感はまだ薄いけれど、

『卒業おめでとう!』

今年度から向こう5年は毎年誰かの卒園卒業が続くので、
それぞれの子どもたちのストーリーを見守っていきたいなと思います。

ちなみに写真は卒業式が始まった時間を狙って、ひっそりと撮りに行ってきました。そんな姿を次男はどう思っていたのかな…と気になりますが、撮りたかったんだからいいよね⁈

※2年前に長男の卒業の記録も書いたんだけど、前のサイトなんです。
引っ張り出そうとしたけれど、探し方がわかりませんでした。どなたか教えてください。

12件のコメント

まつりさん、卒業のSNS、そうですよね辛いですよね。本当は書きたいですよね。

私も今年、息子のことは書いたけど、4年前、娘は中学の卒業式欠席しました。そのあとも、お友だちはキラキラの高校生活を送って、進路も決まって、、、という中で、高校を辞め、家で寝ている毎日。
まつりさんが、ひっそりと撮りにいった学校の写真、気持ちが伝わってきます。
きっと、次男君、いろいろ考え中!
明日答えが出るかもしれないし、5年後かもしれない。もっと先かも。
そんなこと言って余裕ぶっこいてるふりしながら、やっぱり今度は末っ子が学校に行かないと言えば、心がザワザワします。
「いいよ〜、休め休め〜」と言いながら、やっぱり脳裏をよぎるのはこのままになってしまうのではないか、2度と学校に行かなくなるのではないか、ということ。

まだまだ、修行中。
そうして、悩んで、もがいている自分も、いいなと思う。
卒業証書受け取ったかな?
卒業は、卒業!おめでとうございます!!

まつりさんの長男君の記事、あったよ!
https://www.okaasan.net/hahagokoro/51371/

植地さん
見えないところでみんな葛藤したり、悩んだりと抱えているものがあるんですよね。
証書は22日の夕方に頂くことになりました、わたしが。。。

長男の記事、ありがとうございます‼︎
4人揃った時にすっごく感慨深くなりそう。

まつりさん
次男君のご卒業おめでとうございます。
ご長男さんの記事も拝見したことがありました。きょうだい4人のアイキャッチ画像がとっても素敵で印象的でした。
さて、検索については・・・ログインして「投稿」→「投稿一覧」→「投稿を検索の欄に卒業」とすると絞られました。もっと絞り込みできる方法はあるかもしれませんが・・・。

田端さん

検索方法を教えてくださり、ありがとうございます‼︎あまり登校しないから、あたふたするんでしょうね…(汗)

おかげさまで、2年前の気持ちを思い出すことができました‼︎

まつりさん、昨日は2年以上ぶりにお会いできて嬉しかったです。

私の妹も不登校の時期がありました。でもタイミング良く父の転勤があり、環境が変わったことで高校は通っていました。
私は姉として何もできなかった。母も初めての経験で、今何を言ってもダメだと思っていたようで、ただ待っていました。

>その時その時で最善だと思ったことをやるしかない。…この5行がまつりさんの決意なんですね。
カッコいいです。

うちはまだ子どもが小さいのですが、手がかからなくなってからの方が子育ては難しそう。。その時その時で悩みの内容は変わっても悩み続けるのが母なのですね。

次男くん、ご卒業おめでとうございます!
次男くんのペースで、好きなことを見つけて過ごしてくれるといいですね。

菅野さん

昨日は話しかけてくださってありがとうございました
マスクマスクだと話しかけるタイミングすら分からずどうしよう…というところだったのでした。

妹さんが不登校の時期があったんですね。「姉として…」のところを読んで思い出しました。
長男も1回次男のことで涙したことがありました。これ、1つの記事として書いておきたいので、近々書きますね。

わたしもただただ待ち続けています。でも、どっかで大丈夫だって思っているんです。そう思いたいだけかもしれないけど。

大きくなっても悩み続けるけど、そういう時が1番お母さんしているなって思います♪

卒業おめでとうございます!

ご両親の言葉に対する、
「私の時と違うな・・・」という、まつりさんの気持ち、
ものすごくよくわかります。
いまだに抱えているモヤモヤ、たくさんあります。
だからこそ、育児をしていると、ふと昔の自分がよみがえってくることがよくあります・・・

天野さん
「昔の自分がよみがえってくることがある」
わたしもそうだなと思います。

モヤモヤをうまく消化できればいいのですよね。頭では両親もその時最適だと思った声かけをしたんだろうなと思うし、大人になってから、「とにかく必死だったから、厳しくしすぎたよね…」と言われたことはあります。。

うちの長男がもうすぐ6年生。来年の今頃、同じような気持ちを味わっているのかもしれないなって思います。
うちは3年の途中から不登校なので、ザワザワする期間は通り越しちゃったのですけど。
でも、もっとこうすればよかったんじゃないかなとか。あのときああすれば、とかは思いますよね。
そのひとつ、小学校の読み聞かせボランティアがありました。「ママが来たらうれしい?」と聞いたら「うん」と言ってくれたのに。下の子が小さくて結局踏み出せなかった。
だから今、長男も次男も不登校で居ないけど、三男のために読み聞かせをはじめました。エゴだなあなんて思いながら。

未だグラグラに揺れる私が言うのもなんですが、わが子の一番の味方はお母さんです。一生もんです。周りか何と言おうとも、一番近くに居て、そしてこれからもずっと一緒に居る母としての感覚を信じてほしいと思います。
ご卒業、おめでとうございます(^^)

安達さん

学校とのつながりをしっかり維持されているなぁと前々から思っていました。
子どもは登校しなくても学校との連絡が遮断されないように親の方が必死でしたが、難しかったです。

『我が子の1番の味方はお母さん』
いつまでも味方でありたいなと思っています。
それから、揺れてていいんだなと少しホッとしました。

ありがとうございます。

ご卒業おめでとうございます。

まつりさんの色んな想いが伝わって来ました。
私も学校に行きたくないなと思ってた時期がありました。でも私も親に言っても分かってもらえないだろうと思い、言うことすらありませんでした。そうやって色んな場面で自分の気持ちに蓋をしてきたからか、今も自分の気持ちがわからない時があります。まつりさんの言うように、言うかどうかは別として自分の気持ちを受け止めるってすごく大切ですよね。そして私も自分と相手の気持ちを受け止められるようになりたいなと最近思っていました。
状況は違えど同じようなことを考えていたこと、そんなまつりさんとアジトでお会いできたこと…すべてタイミングなんだなぁと思いました。
また色んなお話したいです。

上村さん
受け止めることと受け入れることは違うからねって言われたことがあるんです。
受け止めるは、「あなたはそう思うんだね」(心の声→自分は違うけど…)ということだけでいいんだよって言われたことがあります。

わたしも、子どもの時から気持ちに蓋をしてきたので、未だに自分の気持ちがわかないし、芯のある意見は持てないです。。

本当に意味があって、タイミングよくアジトでお会いできたんでしょうね♪
またお話したいですね。

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ABOUT US
松本茉莉
4人の男児の母。 耳がきこえないママが地域に住むきこえる人と繋がれるようなきっかけづくりをしかけるために活動中。 また、発達障害を持つきこえる子どもを育てているきこえない親が集える場、情報交換ができる場、勉強できる場を定期的に開催中。 文字を書くことが好きなので、母親目線、当事者目線で発信していきたい。