お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ダメなパターン

それなりに成長した子どもたちは、お願いしたらそりゃあ、洗濯物を取り込んだり、
宅配便を受け取ったり、お風呂を沸かしたり、言葉が理解できるある程度のことはなんでもしますが、
家の中でのその子の役割、というものはないなあと、改めて思いました。

私がシングルマザーになった時、お姉ちゃんは4年生。末っ子は3歳。
とにかく仕事と保育園の送迎、中学受験をしたいという娘のサポートでてんやわんや。
ご飯はちゃっちゃとできるもの、とにかく何事もなく待っていてもらうことで精一杯。
だから、ゲームやりたい放題、テレビ見たい放題、お菓子食べ放題、宿題?音読?そんなのしたことにしようぜ、という悪い母親です。
汚れた部屋は寝られればいい、掃除は土日。でも、その土日もサッカーに明け暮れ、とにかく荒れていくのにさらに汚す…。
という生活をしていました。

私だってわかっていました、これからのこの子たちが生きていくための基盤をつくってあげなければならないことを。
お母さんである私が教えなければならないことを。
でもできなかった。
やりたいという気持ちに寄り添ったり、できるまで待ってあげたり、そんな心の余裕がありませんでした。

お姉ちゃんはお料理が好きでしたので、時々台所に立っていました。

長期休みの時などに、おばあちゃんの家に行き、
そこでいろいろやらせてもらったようです。
(子どもだけ預けたりもしたので)
私が教えたわけではないのです…。

しかしながら、男子二人の何かやっている写真は全くない…。
たとえお手伝いをしても、その時写真を撮るという行為が私の中から消えるほどのヒヤヒヤと展開の速さを物語っています。

古い写真を見ていると、


こんなふざけているものとか、


学童で描いてきた顔とか、


ただただふざけているポーズとか、


へんなスタイルでゲームをしているところしかない。

男子ってなんなんだ。

と思いながら…
この子たち私を困らせることはなかったなと。
どんなに私の都合を押し付けても、楽しそうに学童に通ってくれたし、
真夏も凍えそうな冬の日も一生懸命サッカーを頑張っていたし、
たくさんの怪我はあったけど、ほかの子に嫌な思いをさせることはしなかった。
お部屋はめちゃくちゃに汚してくれたけど、
どんな時も大笑いさせてくれた。

デジタル大辞泉によりますと、こうあります。

て‐つだ・う〔‐つだふ〕【手伝う】
[動ワ五(ハ四)]

1 他人の仕事を助けて一緒に働く。手助けをする。助力する。「大掃除を—・う」

2 ある原因の上にさらにそれも原因の一つとなる。「食糧不足のところへ寒さも—・って犠牲者が増えた」

この子たちは、私が一番願っている、
この子たちの成長を、自分たちが手伝ってくれたのかもしれません。
いや、泣いて笑って思い切り遊んで喧嘩して。
それが子どものシゴトなのだと、なんだか実感した今月の宿題でした。
(なにもさせなかった母の言い訳でもあります…)

6件のコメント

痛いほどわかりました。私も同じでした!
とにかく、職場と保育の往復、食事ができるまで何かで釣ったりしながら、待っていてくれと。ひとりで台所に立ち、ちゃっちゃと食事の支度、目を離している間に、家の中で事故も事件もありました!

お手伝いをさせてこなかったので、写真なんてないと思っていましたが、植地さんに写真探してみて、ぜったいあるから、泣けてくるよと言われ、写真探してみよーかなぁと。
こんな素敵なお手伝い写真は、ないと思うけど。男子のおふざけ写真ならありそう笑

田端さん、本当に保育園時代は何も記憶がないくらい、怒涛の毎日だったなぁと思います。
私はまだ、車を使えていましたので、これ、公共交通機関でなければならなかったら、私はとっくの昔に実家に帰っていたと思います(笑)

ぜひ、見つけてあげてください、おふざけ写真でも…いいですよねw

この前の岸さんは、寄り添っていたし、待っていた、と思います!
すごいと思いました。
本当に男子って…泣
でも、二人いてよかったなって思うんです、今思えば。(その時は地獄かよと思っていましたが)
きっとあっという間に、お母さんを支えるスーパーヒーローに、なります!
魔法かけとくねw(黒魔術じゃないよ)

私も涙が出ちゃいました。
今の我が家の子供たちの年齢の時に、植地さんはシングルマザーになられたんですね。
想像を絶します。本当にすごい。
めちゃくちゃ忙しかったであろう中、ちゃんと写真に残してる植地さんの母ゴコロがまた泣ける!!

ありがとうございます!
意外と、本心は冷静だったり、ものすごくしんどいと感じて落ち込むことがなかったのは、
あのわちゃわちゃがあったからかもしれません。
うちの子たちは本当にみんな個性的だけど、すごい子たち。
そして、周りのママたちにも、本当に恵まれていたなと思います!

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。