2年前の一斉休校、
当時小学3年生だった長男。
1日家にいて、ダラダラ好きなことばかりしていた。
別にそれも悪くはないが、
せっかくだから、なにか家事を仕込みたいと思った。
それまで特に「お手伝い」「お役目」を与えてこなかったのだが、
・・・そうだ、米の研ぎ方と炊飯器の使い方を教えよう!
わが家は農家。
米はいくらでもある。
とにかく米、何より米。
米さえあれば生きていける。
おかずは、スーパーやコンビニに行けば出来合いのものがいくらでも買える。
冷凍食品買い置きしておいたっていい。
おかずがなかったとしても、
ご飯さえ炊いてあれば、おにぎりだって作れるし、
ふりかけごはんでもお茶漬けでも構わないし、
とりあえず「おうちごはん」が賄える。
けど、ご飯がない、となると、
どうしても外食やお弁当になりがち。
だからせめて、ご飯は炊けるようになってほしい。
そう思い、研ぎ方と炊飯器の使い方を教えた。
最初は米粒をボロボロこぼすし、
ぜんぜん研げてなくて水真っ白のままだし、
見てて「ぐあーっ」とイラつくことも多々あったが、
それでも意外にすんなり習得して、
「米を炊けるようになる」ミッションはあっさりクリアした。
その後は、私が忙しい時や外出する時は、
「はるくんご飯炊いといてー」と言えばやってくれるようになり、
私としてはめちゃくちゃ助かる。
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そして今、彼がハマっていること。
それは「出汁をとる」。
昆布とかつおの一番出汁のとり方を覚えた。
さらには、もっとお手軽に出汁をとりたいと、
レンジで出来る、だしポットまで購入。
ご飯が炊けて出汁がとれるなら、
もう1人で生きていけるのではないか・・・
そして、そんな兄を見ている弟。
兄のやることはなんでも真似したがるので、
こちらは特に教えなくてもなんでも出来るようになりそうな予感。
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