お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

日々を、人生を、味わい尽くして。ー実家帰省珍道中ー

帰れるうちに、帰ろう!!コロナ騒動からの…

この春休みは、2年数か月ぶりに、娘と一緒に埼玉の実家に帰省できました。
コロナ禍で2年連続帰省しなかった年末年始。

「春休みは1週間くらい帰省できたらいいいんだけど…」と考えていた2022年の年明け。

だがしかし、1月下旬に、夫と娘が相次いでコロナに感染。私は濃厚接触者として長期間仕事(計26日間自宅待機)を休んでしまったので、「職場に迷惑かけたから、休みが取れないや~!春は帰らないと思う」と実家に伝えていました。

だけど。一向に落ち着かない感染者数の推移。

夏休みこそは!!と思ったけれども、これじゃ、いつまで経っても帰れないんじゃ?

シフトチェンジができれば5連休取れる!

よし、埼玉に帰ろう!!

職場仲間に相談し、5連休取得できたところで、飛行機のフライトを予約。
3月31日、成田空港まで父が迎えに来てくれました。

実家に着くと、「ばあちゃんっ!!!!!」と母に飛びつく娘。

もうここからは楽しい時間がひたすらに続きました。

(写真:寛ぎまくる娘、みんなでジェンカしたり、兄家族の飼っている犬と戯れたり…。とにかく楽しそうにしていた娘。)

ちょこっとお出かけも。桜が満開…美しい風景でした!!

思いを新たに

私はわたしで、一日は、東京・渋谷と「路上」空間の原点・埼玉の大宮で、出会いと再会の旅を満喫しました。

帰省期間中、なんとか渋谷に行きたかった!!

尊敬している編集者の藤本智士さんがディレクションしている展覧会「みやぎから、、」が会期中だったのと、偶然、人違いでLINEを通して知り合ったSさん(都内在住)に会ってみたかったから。ついで、感銘を受けた本の著書さんの食堂も渋谷にあったから。

Sさんは「○○の奈保さんですか?」と2月に、わたしを知り合いと勘違いしてLINEをしてきたのだけど、アイコンがインコで、我が家でもインコを飼っていて、なんとなく親しみを感じてやり取りをしていたのです。名前を教えてくださり、調べてみたら…大物作家や政治家にもインタビュー経験があって、しかも30年以上、保育や福祉、劇団、人の更生支援もしているすごい方であることが判明。

70歳なのですが、本当にキラキラされてて、オーラありまくりの女性!
午前中2時間近くお茶をして、話をして、「出会えて良かったぁ!」と心底感じたひととき。偶然って面白い。ご縁、と受け止めたほうが幸せだなとしみじみ。
その後、希望の食堂でお昼ごはんを食べて展覧会へ。

しみじみと俳優さんの醸す雰囲気、ディレクションという行為、編集の仕事に敬意を感じました。行けて良かった!

その後、私が大学生のころ、大宮駅での、あるミュージシャンの路上ライブを通じて出会った友人と再会。K君は偶然、私と同じ高校出身で、もう15年くらい?もっと?仲良くしてきました。

我が家のコロナ騒動でも「気晴らし程度にしかならないと思いますがzoomででも、話聞きますよ」と声をかけてくれた。大切な友人。

変わらなさにホッとする。

お互い、やりたいことに向かって頑張ろー!

ついで、大宮駅で、彼と同じタイミングで出会った友達Iちゃんと再会。ずっと仲良くしていて、私が実家に帰省するたびにひびきともよく遊んでくれていました。

Iちゃんは2月にコロナに感染してしまった経験があり、お互いの大変さを語り合う。たくさん笑った。

大宮駅の風景は、私のひとつの原点です。年代を超えたさまざまな人と交流する楽しさを教えてくれたのは、路上ライブのある空間。埼玉とは、私の故郷。

やっぱり、「会う」ってとーっても大切なこと。
会えるときに会っておかないと。
「コロナだから」を理由にしたくはない。時間は過ぎ去るだけ。
配慮や謙虚さは失ってはいけないけれど、できることを精一杯。

なんとかまた、時間とタイミングを見て上京したいと思いました。

とんだ、ハプニング

4月4日、18時20分成田空港発のフライトで高松空港に戻る予定でした。
が、この日の朝、思わぬメールが届いていました。

「機材繰りのため、欠航します」

えっ?!

どうする、どうする?    明日私、8時半から仕事だよ!!

選択肢はふたつ。
翌日7時40分発9時10分着のフライトへの振替。
返金してもらい、新幹線で帰る。

メールに気づいたのは12時前。そもそも新幹線、混んでるよね?

9時過ぎには高松空港到着するなら、仕事には遅れるけども、10時過ぎには職場に着けるんじゃないの?

よし。振替便で香川に戻ろう。こういう場合、宿泊費や交通費など一人8000円分は立替金が航空会社から補償されるらしい。

うん。成田空港そばのホテルに泊まったらいいね。

ということで、空港に近いホテルの予約をし、父の車でホテルまで送ってもらうことに。

この日は一日朝から大雨。冷えました。

外には出ず、娘は犬と一日中遊び(雨だろうが、憂いもしない娘だった)、お昼ご飯は、大好きだった地元のラーメン屋へ。美味しかったー!!

15時に自宅を出発。

17時半ごろ、ホテル到着。チェックインすると、ホテルスタッフが気を利かせてくれて広い部屋にしてくれました。子ども用のアメニティグッズの入った袋に喜ぶ娘。高速道路のSAで購入したお弁当をホテルの一室でみんなで食べて…という楽しいひととき。

”空港の別れでは絶対泣くだろうなぁ…”と覚悟していたのですが、まさかのハプニングで、ご機嫌なままお別れすることができました。

ちょっとリッチなホテルでした…

翌日のフライト、前日の雨が雲をぜんぶ連れて行ってくれたのか、快晴の空模様。すっごく景色が美しく、富士山の眺めも最高で…。しかも、予定より10分早い到着で、10時前に職場に到着するという奇跡まで。

コロナ騒動で始まった2022年。渦中は、お先真っ暗で、もう絶望しかけた日々でしたが、きちんと春は巡って来て、こうやっていいことも起こる。

ホント、人生いろいろ起こるね。 (※LCCのフライト欠航は100便に1,2便あるかどうか…の確率?)

今回もそれを実感。だからこそ、2022年も「生ききって」いこうじゃないの!!!

巡りめぐる出来事を「味わい尽くして」いこうじゃないの!!

………

ホテルのロビーに飾られていた、相田みつをさんの筆書と詩がとても素敵でした。

その時の出逢いが
その人の人生を
根底から変えることがある

出逢いが
人間を感動させ
感動が人間を動かす
人間を動かすのは
むずかしい理論や
理屈じゃない

人間を根底から変えてゆくもの
人間を本当に動かしてゆくもの
それは人と人との出逢い
そのときの出逢いー

相田みつを