子育ての話をしている時、あるお父さんがこう言いました。
「息子が生まれたとき、まだ体はふにゃふにゃだったんですけど、見た瞬間に『こいつは大丈夫だ』って思ったんです。そんな風に”生きる力”をもった生き物に対して、親は何を導く必要があるんでしょうかね。」
このお父さんのお子さんは、いつもニコニコしていて、何となく周りもつられて笑顔になってしまいます。あの子の穏やかなオーラは、生まれた瞬間に『大丈夫』と大きな愛に包まれたからなのね、と納得しました。
私は一人目を生んだ時、大丈夫じゃない!と思いました。心拍が止まったらどうしよう、2週間検診まで生きられるかな、と不安でいっぱいでした。
お母さん歴5年。
今でこそ、子ども自身が生きる力を持っていること、よくありたいと思っていることが、
子どもの行動から感じられるようになりました。
きっと今、私に何かあったとしても子どもたちは生きていけるでしょう。
だけど、どうしても最初に感じた「大丈夫じゃない」が頭のどこかにこびりついてしまっていて、つい子どものすることに先回りしてしまいます。
そんな私への先輩ママからのアドバイスが、
「頭じゃなくて心で寄り添えばいいのよ」です。
子どもがこけて泣いたとしたら、
痛かったね、だけでいい。
勝負に勝って嬉しいなら、
嬉しいね、だけでいい。
よく前を見て歩こうね、負けたお友達のことも考えようね、という言葉は飲み込みます。
私はとにかく頭で考えてから動く派なので、心で動くのは至難の業です。
だけど、自分の心に沿って生きるという感覚は大事かも、と感じています。
子どもたちは心で動く天才。
今日も心の使い方を教えてもらおう。
私も、こいつは大丈夫だ!なんて絶対に出てこないなぁ。。。
首も座ってないで出てくる生き物なんて滅多にないし、高熱でたら死んじゃうかも、死ななくても後遺症が残っちゃうかも、これやったらケガしちゃうかも、なんもしなくても息しなくなっちゃうかも。赤ちゃんのうちは不安ばっかりだったことを思い出しました。
よく前を見て歩こうね、負けたお友達のことも考えようね、、、私絶対言ってるー!(笑)
パパゆえの感覚かもしれませんね。でもどっちもハラハラしてるより、ドンと構えてる人がいると安心するだろうなぁと思いました。
私も反射的に、何か付け加えてしまいます!何も言うなって言う方が難しいです(;・∀・)
親にとったらアドバイスのつもりなんですが、子どもにとったら「今そんなこと言われても」みたいな気持ちなのかなと思いました。