初めて庭でスイカを育てている。
こんなになるなんて、思わなかった。
ただいま10個ほど。
庭の半分ほどを占める程成長したスイカを見ながら、
あのとき、子どもの「やりたい」を尊重してあげて良かったなぁと、思いを忍ばせております。
畑作りに挑戦した初めての今年。
草が生い茂り、粘土質の裏庭を、頑張って改良し、
何かを育ててみようという話になった。
苗を買いに行った際、
「スイカがいい!」
と笑顔でカゴに入れる息子。
よく見ると、大玉スイカと書いてある。
「スイカの育て方なんて、お母さん知らないし。
それに前にスイカ買って食べたとき、好きじゃないって残したじゃない」
と、苗をカゴから出す私。
それでも息子は、私の腕を強く引っ張って、なんども
「スイカがいい!!」
とゆずらない。
「小玉スイカならいいよ」
と、返すと
「おっきいのがいいの!」
と、息子。
(なるほど、おっきいのを育ててみたいのね)
と、妙に納得するものの、
「どうせ、食べないでしょ!」
と言って、立ち去ろうとする私。
すると、
「じゃあ。いいよ。もう一生スイカ作らなくていいよ」
と、息子。
そう言われると、
なんだか、子どもの気持ちを踏みにじってしまった、悪いことをしてしまった、という気持ちになり、
「………じゃぁ、いいよ。、育てようか。ちゃんとお世話するんだよ」
と、約束して、購入した一つのスイカの苗。
息子は約束通り、スイカに気を配って、水やりをし、よく観察していました。
初めて花が咲いた日は
「花が咲いてるよ」
「うん、お母さんも見たよ!雌花と雄花があるんだってね」
と、二人で探した。
初めてスイカらしい様相を帯びてきた日は
「おかあさん、すごいよ!来てきて」
と、教えてくれる息子と一緒になって
「すごいね、スイカがなってるところ、初めて見るよ」と言って、感激しました。
だから、今年のスイカは特別。
色んな思いが混じり合って、
こんなに伸び伸びと、実をつけるまでに成長しています。
先日、一つ収穫してみました。
記念に子どもたちと写真!
さぁ、台所で洗って、冷蔵庫に入れようという時、
「僕が持ってく!」
と運んでくれましたが、
なんとなく不安な予感が的中。
「あ!」
息子が床にスイカを落とし、割ってしまいました。
私は残念で、
「もう、何やってるの!割らないでねって言ったでしょ」
と怒り、
息子は、ピアノの下に隠れたまま、いじけてしまいました。
(まぁ、どっちみち切るし、せっかくの初めてのスイカの思い出はイイモノにしたいヨネ)
と思い直して、
「気にしてないから」
と、笑って、仲直り。
冷やして食べてみると、
まだ未熟で、若干白いスイカでした。
でも、スイカの中に溜め込まれた水分が、私を元気にしてくれました。
なんだか、私達にピッタリなスイカ第1号でした。
第2号は、もっと熟して甘いのが、とれるといいな。
お友達にプレゼントしようね、と、息子と約束しました。
苗を買うまでのやりとり、母としての気持ち(どうせ食べないじゃん、とか)、
ほんと「親子のやり取りあるある」でとても共感!
そしてそこからの、一緒に育てていく様、
成長の喜び、
落として割っちゃうというオチ、
これまた「あるある」で、
読んでいて心が温かくなりました♪
このスイカは一生の思い出になるね☆
そうそう、スイカって結構できるんだよね、
うちも、義母が毎年自家消費用に作るけど、
すんごい数できるから、いつも近所におすそ分けしてます(笑)
天野さん、
私もおばあちゃんがスイカを育てていました。
自分が育てることになろうとは!
そして、スイカで語る日が来るとは!
思っても見ませんでした(笑)
そう、びっくりするほどたくさんできますね!
食べる以外の使い道(工作)も、考える私達です。
お庭に!すいか!!!
すごい!すごい!すごーい!!
しかも立派ですねー!!
オチもお母さんだから予感も感じられる!
軌道修正して、みんなで食べた思い出のスイカ!忘れられない味になりましたね〜!
いつか西村さんチのスイカちゃん食べたいです♡
スイカはぐんぐん大きくなるところが、
育てていて気持ちいいので、
チャレンジしていきたい作物の一つになりました!
いつか甘くて美味しいスイカを
千尋さんに届けることができるように、
なりたいです!!