私、学生時代に動物園の動物に関わっていました。
1人旅の目的地は動物園か水族館。
もう一生分行ったかなと思いましたが、子どもがいるとやっぱり行きたくなります。
そんな学生時代にとてもお世話になった先輩が絵本を監修したと聞き、すぐに購入。
この絵本、どうぶつ物に多いトリビア本や図鑑とはちょっと違います。
例えばキリンはほとんど声を出さないけれど、”なんで”声を出さないのかは分かっていません。
他の動物は色んなことに声を使うのに、なんでキリンは声を出さないのだろう…
もしかして、もしかして…
と色々な理由を考えます。そして、それを確かめるにはどうしたらいいかも考えます。
でも小難しいとこは何もなく、かわいいイラストや詩的な部分があり、絵本ならではの読みやすさです。
ところで動物園には4つの役割があるのをご存じでしょうか。
「種の保存」「教育・環境教育」「調査・研究」「レクリエーション」の4つです。
でも母たちにそれを感じる余裕はないですよね(笑)
動物園は広いし、暑い。そもそも動物園まで遠い。
行きたい!と言ったわりに歩かないこども。
ベビーカーで連れて行ったけど寝ちゃったり。
ゾウは鼻が長い、キリンは首が長いと答え合わせのように歩くのも味気ないし、
あれもこれもとスタンプラリーのように駆け抜けるのもせわしない。
動物園のことを少し知ってる分、母としてどう過ごしたらいいのか、実は悩んでいました。
でもこの絵本を読んでみてヒントをもらったように思います。
次に動物園に行ったら、子どもがなんでだろう?と思ったことを聞いてみたい。
もしかして、もしかして!と笑いながら話し合いたい。
そして、本来この動物たちが歩いている場所について思いを馳せたい。
「知ること」からすべてが始まる。
動物園はそのきっかけの場であることを再認識しました。
おもしろそうな絵本ですね!
表紙も可愛くてそそられます〜♡
私は動物園が少し苦手でしたが(もっと自由に動きたいだろうな…と勝手に同情してしまい)4つの役割を聞いて納得して視点が変わりました!
理系ゴコロにぐっとくる絵本です(笑)
動物園が苦手なの分かります!私もそういう気持ちが湧いてくることあります。
でも、ただ個体を見せる(見世物小屋的な)展示から、生態や行動を見せる展示に変わってきています。
お子さんと一緒なら、新たな視点で新発見があるかもしれませんね!