お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

どんぐりのうた

「ねぇ、今日久しぶりに体操着持たないで学校行くー」

え?
ああ、私に話しているのか。
普段必要なこと以外は私と話したくない空気を放っている高校生の息子なので、
一瞬、話しかけられているのがわからなかった。

よくよく考えると、ものすごくうれしい気持ちなのだなと思った。
高校に入学してから、やりたかった部活に入ったものの、
これまでの練習や、試合とは全く違うレベルに愕然としていた息子。
それでも、何とかがんばっている。
夏休みはほとんど毎日部活だった。

だから、体操着を持たずに登校することは、
テンション上がる、ウキウキな朝だったのだ。

その気持ちを、私にシェアしたかったのかと、うれしかった。

「そうなんだ、よかったね」

それで会話は終わったけれど、
なんでも、どんな小さなことでも、

「ママ、ママー…」

と報告してくれた、あの頃の感覚になった。
まだ、甲高い君の声が、耳の中にかろうじて残っている。

先日、ふわふわな土の公園で、見つけたどんぐり。

まあるいのは、クヌギだよーって、

そんな、ちいちゃな会話のできる限定期間は、もう、とうに超えたのだと思っていたけど、
案外そうでもないのかも。

5件のコメント

うんうん、と共感!
秋ですね。
どんぐりたくさん拾ってきたなぁ。どんぐりごまをつくって、誰が一番回り続けるか競争した。ママ〜みてみてって、なんでそんなに回り続けるか不思議なくらい上手に回して。ママ〜っていつも必要とされ、いつもまとわりついてきたことも、懐かしい。

真紀さんありがとうございます。
なーんであんなに、鬱陶しかったんだろー(泣)と思います。
今は私のことが鬱陶しいのでしょうね、彼らは。はい、わかっていながらのウザい母親をやっていますw

なんだか泣きそうになりました。
今は、ママママーの子ども達も思春期はそんな感じになるのか、、でもやっぱり嬉しいことは話したいのかー!!
いつかくる思春期に、あの頃はなぁと思える思い出を未来の自分のために残しておこう!と思いました。
ありがとうございます。

いつかの、抱っこしてもらったことを思い出しては、本当に時間の流れが早いことを感じます!
残して残して!
藤本さんがいつも言ってます。写真も新聞もいつかはなくなるかもしれないけれど、母ゴコロは消えないよって。

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ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男18歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。