お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

ずっといっしょ

6歳と4歳の兄弟。
最近、やかましく、いや、賑やかに遊んでいる。

戦いごっこと称して、
手作りの剣と、
取手のついた蓋(ゴミ箱や、ブロックの入った箱の蓋)を盾に、
チャンバラ。
(何度か痛い目にあっているので、最近は「もうやめよう」ということにしたけど。)

「お化けだぞ〜」と言って追いかけたり。

机の下にいろいろ並べてお店屋さんごっこをしたり。

仲良く遊んでいるな、しめしめ、この間に家事しちゃお!と思ってると
次男が泣きべそかいて
「お兄ちゃんに叩かれた」「お兄ちゃんがやらしてくれない」
と言って、泣きついてくる。
「も〜仲良く遊んでね」
私は仲裁役。言い方によっては、長男が不機嫌になってしまうこともある。

ふと、家事の手を休めて、よくよく二人を観察すると、
お兄ちゃんは面倒見が良くなったことに気づく。
弟が喜ぶように怖がらせたり、追いかけたり。
体格差がありすぎて、思いがけないことも起こるが、基本的にちゃんと力をセーブしている。

弟は、一生懸命自分で考えてついていく。
お兄ちゃんが望んていることを察して物を持ってきてあげたり、
順番をお兄ちゃん優先にしたり。
お兄ちゃんにちょっかいを出して、追いかけてもらったり。

お互いに、一緒にいるための距離感が分かってきたのかな。

今朝、次男と二人で、洗面所の鏡の前で並んで、歯みがき。そして、私は洗顔。 
すると、次男が
「これ。いる?」「次はこれかな?」
と、スキンケアの化粧水、乳液のボトル、メイク道具まで、わさわさと用意してくれる。
「お母さんのこと、よくわかってるね〜」
「うん、分かるよ。お母さんの気持ち、知ってるもん!」

朝から、じーんとしてしまう。 
ありがとう。

なんだか親子間でも、いい距離感が、生まれてきたのかな。

これまで、何度か子供にも自分自身にも読んできた絵本。
ずっといっしょにいるために、
相手に何をしてあげたらいいか、かいてある。

こどもが実践してくれているのだなぁ。

「ずっといっしょ」
 スムリティ・プラザーダム・ホールズ 文
 アリスン・ブラウン 絵
 俵万智 訳

2件のコメント

感動・・・涙
男の子のママって、本当にすごいなって、ずっと尊敬してました。
まず遊びがハードだし、それに付き合うママって、体力どのくらいあるのだろうか。。と。
うちは女の子ふたりなので、想像もつきませんでした。

そんな大変な毎日の中でも、千晶さんの、この気づきが、とっても繊細で美しくて、
ほっこりしました。
そして素敵な本。
私も、子どもたちと読んでみます!
ありがとうございます。

ものすごくわかりますー!
我が家も男の子2人、
ケンカしたり仲良くしたり。
その様子の変化に、日々成長を感じています。
そして、下の子の気遣いっぷりも我が家と同じ!(笑)
キュンキュンする言葉をよく言うのも、やはり次男の方だなあ~♪

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ABOUT US
西村千晶
愛知県岡崎市在住(在住歴4年) 5歳、7歳の男児の母。 自然科学研究機構 基礎生物学研究所で技術支援員として勤務。 子供と絵本を読んだり、植物のお世話をしたり、ピアノを弾いたり、自分がほっとできる事が見つかってきた今日この頃。