海辺でLet’s Hula!

順子先生からの母フラメンバーへ突然のお誘い！

「海に行って、江ノ島をバックにフラをしようかなと思っています。よろしかったらご一緒に」。

少し早めに到着した私はウクレレでも弾いて待っていようかと思ったのですが、恥ずかしいが先行。なので、目の前の幸せそうな家族連れの様子を眺めていました。

そうこうしていると順子先生が登場。

つぼみフラの方もご一緒でした。

浜辺には沢山の人がいて、ここで踊るのは目立つし恥ずかしいなぁなんて思ってしまう私。

でもお二人は動じません。そんなお二人と共にいた私の心にも変化が。

太陽の日差し、波の音、心地よい風。

自然の中で順子先生達とフラを踊ることを純粋に楽しむ自分になっていました。

そして、パプリカを踊りだすと、テント内の子どもが、なになに？と覗き込み、その横でパパの笑顔も見えます。気付くと小さな子どもが寄ってきました。

「一緒に踊る？」順子先生が声を掛けます。

みんなが自然と集まって踊ってくれたら素敵だなぁと思いました。

途中でウクレレを弾くことに。

恥ずかしいより大好きなウクレレを浜辺で弾きたいという気持ちが先行。冒頭の私はどこへやら。

でも、譜面を必死に追いながら弾くことしかできなくて、先生のフラを見ながら弾けなかったことをずっと引きずっていました。

そして悶々としていたとき、気付きました。あの浜辺でうまく弾けなかったことが嫌だったのではなく、先生が即興であわせてくれていたフラを見れなかったことが嫌だったんだ。

音楽は聞くのは楽しいけどやるともっと楽しい！のガズさんの言葉、今はもっともっとわかる。

上手に弾くことじゃないんだ！

みんなと楽しむことなんだ！

それに気付けて、私の中でまた夢が広がりました。

歌うことでみんなと繋がっていきたい。

歌はみんなを笑顔にしてくれるから。

母フラのバックでウクレレを弾きながら歌いたい。

そして

キラキラ光る水面と幸せそうな人たちの姿をみて、身近な幸せを噛み締めて生きている人たちは本当に美しいと思いました。今を大切にしたいと強く思いました。

忙しく日々を送る私たち。

置き去りにされている笑顔は、楽しそうな人たちを見て微笑むことからでもいいと思いました。

順子先生と波打ち際へ移動してフラを踊りました。

足元まで波が打ち寄せてきて、きゃーとのけぞる私たち。それだけのことがただただ楽しくて。

子どもの頃、些細なことでも大笑いできた日々を彷彿させるような。

水面はキラキラ光って眩しい。

泡立って引いていく波、そのあとは潔くて美しい。

次の予定があり先生より一足お先に出ることになりました。

最後に振り返ると…

波打ち際でフラを踊る先生のシルエット。

とっても素敵でした。

先生のようにフラを情感たっぷりに踊ることももちろん目標。これは母フラみんなの目標。

　この日はこの後ウクレレのレッスンでした。

92歳の私の先生はいつも笑顔で迎えてくれます。

そしてちゃんと見てくれています。少しのアドバイス。後はヌッスンあるのみです。(先生から盗むレッスン)

苦手なコードでうまく弦を抑えられない私の指先をじーっと見ています。温かな眼差しで。

見守り続けてくれる人がいると、頑張る力が湧いてくる！

子どもにもそうやって寄り添えたらと思えました。

気持ちが忙しい一日でしたが、なんとも言えない充実感に包まれた一日でした。