お母さん業界新聞が手元に届いてまず最初に読む。
藤本学長が書かれた百万母力。
今月号は特に、胸が張り裂けそうな切ない思いになった。
映像プロデューサー森谷雄さんの著書『母への100の質問状』について、藤本学長の娘さん、そしてお母様への想いが書かれている。
本の最後は「母さん、あなたは今、幸せですか?」という質問。
著書の母も、藤本学長も迷わず「私は幸せです」と答えたと…。
私自身も迷わず、「私は幸せ」と答えられる。
けれど、私は同じ質問を母にするのは怖い。
…きっと、この先もできない…と思う。
私は三人姉妹の末っ子。
7歳と10歳離れた姉が二人いる。
一番上の姉は30年前に亡くなった。
姉は成人式を1年後に控えた19歳、私は小学2年生だった。
長く闘病生活を送っていた姉であったが、その日は突然で、姉が楽しみにしていたドラマの最終回の日だった。
母にとって、最愛の我が子を亡くしたのである。
当時の記憶がないと母は言った。自分がどんな風に毎日を過ごしていたのか思い出せないと。
「でもある日、ひろこが言ったんだよね。お母さん、もう泣かないでって。」
私が大人になってから、そんな話を少しだけ聞いたことがある。
幼かった私は、ぼんやりしか姉の記憶がない。
30年経った今でも、姉の話題になると母は涙ぐみ、辛くなるから話したくないと言う。
だから聞けないでいることばかり。
私は看護師になり、姉が実際に闘病生活を送っていた、こども専門病院に就職した。
人の助けになりたい…という思いも勿論あったが、
姉がどんな風に病院で過ごしていたのか?その家族はどんな思いでいるのか?
純粋にそれを知りたかった。
実際に働き、医療者として現実を目の当たりにして、それは壮絶なものだった。
幼い私を連れて面会にいく日々。
姉の病室までは幼い私は入れないので、よく待合室で待っていた。
母は「少し待っててね」と言って、必ずいちごジュースを買ってくれた。
病院には“エリーゼのために”のオルゴールがエンドレスで流れていた。
きっと、ずっと長い時間、姉の元に付き添いたかっただろう。
当時中学生で多感な時期の真ん中の姉の様子も気にかけながらの、短い面会時間。
母はどんな気持ちでいたのだろうか…
そして私自身が三人の母になり、より思う。
母の気持ちは到底理解できないのだと。
我が子の闘病を見守るということ…
そして…、失うということ…
考えるだけで気が狂いそうになる。
「お母さん、あなたは今幸せですか?」
その質問を母にするのは勇気がいる。
でも母の幸せを願わずにはいられない。
その為にも私は私の人生を笑顔で過ごすこと。
三人のこども達の笑顔を守ること。
それが、母の幸せにつながると信じて…。
脇門さん、記事を読ませてくれてありがとうございます。
涙で胸が詰まってうまく言葉にならないけど。。
お母さん、お姉さん、そして小さな脇門さん。
色んなことが繋がって、繋げてきて、「いま幸せ」と言える脇門さんがいて。
私も脇門さんの笑顔に会うと幸せです。
笑顔ってすごい力ですよね。時折曇っちゃうけど、また笑っていきたいな!と
思いました。ありがとうございます。
私も脇門さんの幸せがきっとお母さんの幸せにつながっていると思います。
恵さん、すぐにコメント下さって嬉しかったです!
日曜の良い天気に出す投稿でなかったかな…と後々後悔したので…
ほんと、いろんな事があって、今の私の幸せに繋がってます!!
姉がいたからこそ、元気に過ごしてくれる子供達にも感謝できます!
恵さんあたたかいコメントありがとう♡
胸が苦しいです。
そんな辛い過去があったことなど微塵も感じさせず、比呂子さんはいつも笑顔です。
その笑顔を思い出し、私は救われました。
周りの人達もその笑顔に救われていると思います。
比呂子さんの存在が、お母さんの幸せですよ。
まきさん、ここにもコメントありがとうございます!
私と真ん中の姉がいたから、当時生き続けなきゃと思ったと母も話していました。
笑顔の連鎖、大切ですよね(^ ^)
私もまきさんの笑顔に救われます!
我が家のこどもたちもまきちゃん大好き!