お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

私だって不安だよ!

先日の長女カレン(高1)と長男シンノスケ(中1)の会話が面白すぎたので記録。

学校が大好きで、ほとんど休んだことがない長女カレン。

学校が苦手で小1の頃から休みがち、
中学生になってからは、入学式のみ登校。
あとは完全に家で学習している長男シンノスケ。

ついでに言うと、末っ子イチカ(小3)は、お兄ちゃんとほとんど家にいる。でも自分は不登校だとはさらさら思っておらず、課外学習やコレ面白そうと興味がわいたものには参加する。

学校に行っているカレンの「学校は行っても意味がない」
学校に行っていないシンノスケの「学校は行った方がいい」

というそれぞれの主張

シンノスケ
「学校は行った方がいい、たとえテストの点数が1点だったとしても、それは経験していることにつながる 前に進んでいる」

(「学校に行きたくなかったら行かなくてもいいけれど、少しでも楽しいとか好きなところとかあれば行った方がいい。行かなくなったら、それすらも失うことになるから行きたくないって言っている友達には伝えたい」と別の時に話してくれた。学校に行ってないからこそわかる心境なんだろうな)

カレン
「学校は座学ばかり。学校に行かないほうが経験しているよ だから学校には行かなくてもいい」

(高校生活、理想を描いて入学したカレン姉さん。でも、もちろんイメージしていたものとは違うこともたくさん出てくる。そんなことに不満も含めての今回の会話だったよう)

シンノスケ
「学校に行かないと不安でいっぱいになる。その不安がいっぱいたまったときに、ヤバイ動こうって思うようになるけど、不安でしかたない」

カレン
「私だって不安だよ!!学校に行ってても、将来は何も決まってない、やりたいこともまだハッキリしているわけではないから」

二人の会話を聞きながら、こんな会話が姉弟でできるっていいな~と羨ましく思った。

不安は誰しもある。
それは私も同じ。

学校のことも、不安についてもコレが正しいという答えはない。
まずは自分がどう感じるのか、考えるのかが大切で。
その考え、思いを伝え合うことが、これまたとっても大切なのだと私は思う。

「僕は不安でしかたない」「私だって不安だ!!」と伝え合い
学校にでかけていったカレンと家に残ったシンノスケ。

2人に私は拍手をおくろう。

これから先もこんな風に語り合える2人でいてくれることを願って。

そして時には、母ちゃんも混ぜてくれることを祈って(笑)。

2件のコメント

コロナ時代に分からせてくれた「向き合う」ということ。

何に?
自分にが私の思うこと。

自分に向き合うためには他者の存在が必要であり、姉弟がお互いに自分と向き合う大事な存在。

そこにきょうだい二人を見ながら末っ子のいちかちゃんが兄と一緒に過ごす選択を今はしているのかな。

そんな子どもたちを見ながら親としての自分を見つめている彩さん。

不安は人間が持ち合わせているものであり、生きていくうえで大事なもの。
日本人という民族は他民族に比べてその割合は多いと言われており、みんなと一緒の世界で安心したいと
思う気持ちにつながる気がしないでもないかな。

だからこそ、一人でしっかり孤独を味わったりみんなを感じてその先を想像してみたりの世界。
とても大事な向き合い方を家族でしていますよ!

姉弟でそれぞれ自分の気持ちを打ち明けこんなふうに議論ができるって、素敵ですね!そしてそれを優しく見守るお母さんも素敵!!まさに拍手です!!

思春期は大人になることや社会に出ることを見据えられるようになるからこそ、さまざまな不安や葛藤も生まれるのでしょうね。

そしてその不安は大人になってもついて回るので…、時に兄弟で分かち合い慰めあったりしながら上手に付き合っていく術を時間をかけて体得していってくれると良いですね~!

若者の葛藤の様子を知れて、良い刺激になりました。ありがとうございます。

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ