お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

母の告白

母に定期的に来てもらって、お墓参りをすることにしている。

前は一緒に出かけた子どもたちも、それぞれの予定優先で、ママどころか、おばあちゃんにも付き合ってくれなくなった。

おかげで母と二人で過ごす時間になる。

朝から晩まで部活に塾に忙しい高校生の長男の様子を見ていて、母がふと言った。

「あきくんは、高校の時、何の部活だったんだっけ…」。

”あきくん”とは、私の弟。
私は弟が高2の時に就職のため実家を出たし、そもそも、口うるさい姉と妹に挟まれて、
やさしいおとなしい、弟だったので、確かに記憶に薄い。

「あの頃は、働くことに精一杯で、あきくんが何してたか全く覚えていない。なんか悪いことしたな」。

何十年も経って、思い出したのね、そんなこと。
どんなに忙しくても、温かい夕飯が食卓に上がっていたことだけでも尊敬に値するけども。

そうか、幼い子を育てているお母さん大学生の皆さんの投稿を見ては、
癒され、ああ、そうだったと、自分自身はペンを持たなかったことを悔やんでいるけれど、
今だって、私は、子どものことをしっかり見ることもできるんだと気づいた。
もうすっかり、自分たちで何でもできるでしょ、とぼんやり一緒にいることが多いけれど、
まだまだ逃したくない瞬間は、度々訪れる。

明日は朝練で4時起きなんだって。
駅まで送ってほしいと言われなくても、やっぱり送ってあげようと、
目覚まし時計をかけた。

6件のコメント

そっかー。お母様、あの頃のあきくんのこと思い出したいのですねー。。

子どもが小さい頃って、ほーんと、逃したくない瞬間が、たくさんあって、こんな面白いこと、素敵なこと、「忘れるはずがない」って思ってるのに、

昔の自分の記事を読んで「そうだった!こんなことあったんやった!忘れてた!」となります。ましてや、記事にしてないことなんて。。。もう脳みそのどこにも残ってないだろうな(;・∀・)

植地さんも、朝四時起き(ってか、ばり早いです)(゚∀゚)?うちなら「自分の部活やろ?ママを巻き込まないで、一人で行けやいっ」って思いそう。。。ゴメンナサイ)、

あー、そうそう。朝早く起きて送迎したな〜って思い出せることが、お母さんだったことの証になりそうです。

思います、自分で起きて自分で行け〜〜!って口で言いつつ、車を車庫から出す日々(笑)
何度出動するんだろ、御近所さんにはわたし、タイムリープしていると思われないだろうか心配。(いつの間に戻ったの!?)ってな感じで。

いつの時代も、そうやってお母さんたちの後悔が、美しく輝くのかもなぁとも思ったり。

コメントを残す

ABOUT US
植地宏美
お母さん大学横浜支局。 お母さん業界新聞横浜版編集長(2019.10〜2021.12)。 長女21歳、長男17歳、次男15歳。 お母さん大学をものすごく、楽しんでいます。 結果、 お母さんをものすごく、楽しんでいます。