お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

百万人の夢宣言/障害者という言葉をなくすこと 智原美沙(福岡市)

中2と小4の男子の母です。

夢は3つあります。

一つ目は、車で九州から横浜までお母さん大学生を訪ねる旅に出ること。

二つ目は、ミュージカルの舞台に出ること。

三つ目は、「障害者」という言葉をなくすこと。というのも、長男が心疾患を持って生まれ、外見だけでは病気だとわからないことに不安と戸惑いを覚えました。

その後、4つ年下の次男が左全手指欠損で生まれましたが、「目に見えるからよかった!次はこのパターンで来たんだな~」と思いました。

社会的には「障害者」と言われる次男ですが、私も長男も次男本人も障害者だと思ったことは一度もありません。

なので、「健常者」「障害者」という言葉自体に違和感を覚えます。

手足の指が多かったり少なかったり、さまざまなカタチを持って生まれる子どもたちは約2万人に1人。次男のように全指欠損の場合は数十万人に1人と言われています。

なかなか接する機会がないので、初めて出会ったときはその違いに驚いてしまうけれど、小さい頃から一緒に遊んでいると自然と違いを受け入れることができ、個人として認めることができるようになります。

今、同じような子どもを育てている「おてて仲間」のみんなと、知ってもらえる機会をつくろうと絵本製作をしている最中で、6年目の今年やっとやっと実現の目処が立ってきました。

人と違うことが「ふつう」。

だからこそ人との出逢いが楽しいことを、多くの人に知ってほしいと願っています。

(文・池田彩)

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ABOUT US
池田彩お母さん大学福岡支局長
お母さん大学福岡(ちっご)支局長/元お母さん業界新聞ちっご版編集長。長女が1歳の頃にお母さん大学に出会いマザージャーナリストに。ペンを持ったことで視点が変化し、「お母さんになれてよかった!」と心から感じる。久留米で活動をスタートして13年。現在は、久留米市合川町の「松葉荘」で居場所づくりをしながら、九州中のお母さんにお母さん業界新聞を届けようと奮闘中。3児(中3、小6、小2)の母/MJプロ/みそまるマスター/みそソムリエ