お母さん大学は、“孤育て”をなくし、お母さんの笑顔をつなげています

百万人の夢宣言/学校に行く行かないを 選べる社会に 浅川晃子(鹿児島県瀬戸内町)

 

中3と小4の女の子の母です。

長女は5年生の夏休み明けから「学校に行かない」選択をしました。

それまでは、行きたくないと言われてもなんとか押し出し、イヤイヤ行かせていました。

けれども夏休み最終日に「学校に行けない!」と号泣。長女の苦しみに、ようやく気づくことができました。それからは、地域のフリースクールに週1で通い、ほかの日は家で自由に過ごすようになりました。

その後、福岡市から奄美大島本島の瀬戸内町に家族で移住し、全校生徒12人という小規模校へ転入。環境が変わり、学校にも楽しく通えるのでは?と期待もしていましたが、3か月も経たないうちに、長女は行きたくないと言い出しました。

地域と学校のつながりが濃く、行事には地域の人全員参加。いい人ばかりですが、わが子が参加していないことに引け目もありました。また当時は、奄美大島にはフリースクールがなく、家以外の居場所がありませんでした。

そのうち、不登校の親の会があることを知り、参加するように。代表の方が長年フリースクールの立ち上げ準備をされていて、昨年、フリースクールMINNEが立ち上がりました。今は週2回MINNEへ、時々学校へ、行っています。

中3で進路を考えているところですが、彼女の選択次第ではまた引っ越すかもしれません。

どこにいても学校を選べ、行く行かないも選択ができ、好きなことを好きな場所で学べる社会になるといいなと思います。

(文・池田彩)

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