30年前は、お母さんが夢を描くことさえできない時代だった。
以前の記事にも書いたが、お母さんたちに夢を聞く意味は、
「子育て」という枠に、自らがんじがらめになっている
お母さんたちを解放することでもあった。
「子育てをしている私が、夢を描いていいんですか?」
そう話すお母さんたちが夢を描き出すと、
本当に、見る見る表情が変わっていった。
そんな時代のお母さんと、
今、子育てをしているお母さんとは、何が違うのだろうか?
あれから30年、子育ての環境は大きく変わっている。
誰もが発信できるITは、孤立した子育て社会をつないだともいえる。
便利で豊かな時代。
モノや情報もたくさんあって、
好きなことをやろうと思えば、なんだってできる。
もう、お母さんたちは、夢を描かなくても、十分に笑顔なのだろうか?
幸せな子育てができているのか?
いい時代になっているのだろうか?
けれども現実として
子育て環境は、良くなるどころか、ますます悪化…。
モノや情報、サービスがあふれているこの時代に、
お母さんたちに本当に必要なものは何だろう?
29回目の「お母さんが夢に乾杯する日」。
それは、改めて、お母さんたち自身が、
未来の子育てをどう創造するのか、考える日でもある。
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