はじめまして。
理学療法士でスポーツトレーナーの伊藤彰浩です。
アスリートや妊産婦さんのコンディショニングを行うほか、子どもたちに向けたスポーツ教室「スポトレ」を全国各地で開催しています。
ここでは、子どもの体力や運動能力、お母さんの産前産後ケアほか、育児と仕事の両立に役立つ健康法など、体と健康についての悩みや問題を、広く解説していきます。
A 正しい姿勢を覚えることが先決です
「かけっこで速く走りたい」と言う子どもや、「足が速くなるにはどうしたらいいですか?」というお母さんからの質問はとても多いです。
速く走るためには、「ピッチ(足の回転数を速くすること)」と「ストライド(歩幅を広げること)」が重要で、この2つが向上すれば、足は速くなります。但し大前提として、「走るための姿勢」を身につけることが大切です。
まず「気をつけ」の姿勢をしてください。そのままの姿勢で体を前に倒すと、自然と片足が出ます。これが走るときの「正しい姿勢」です。
倒れるときにお尻が後ろに出るのはNGです。体を前に倒そうとしてもお尻が後ろに残ってしまうと、すばやく足は前に出てきません。
まっすぐ立ったところから体を前に倒しながら、自然に足がタタタと出てくる感覚をつかみましょう。
背中が丸まり猫背になってしまうとひざがうまく上がりません。猫背になりがちな子は、普段の生活から姿勢を意識してください。体を前傾させて走るフォームが身につけば、スピードに乗った気持ちのよい走り方ができるようになります。
「上手にできているね」「前よりも走るときの姿勢がよくなったね」とお母さんが褒めてあげると、子どもはどんどん体を動かすことが好きになっていくはずです。
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