コロナ禍の2021年に始まった「MJプロ養成講座」。コンセプトは「もっともっと、フツーのお母さん」。全国にいるMJ=お母さん記者のさらなる母力アップを目指すための企画である。母として、とびきりの笑顔になる、母として美しい文章を書く、母として地域や社会のためにお母さんが笑顔
になる企画を考える。社会課題を母の視点から解決する、というミッションが与えられる。
フツーのお母さんにこだわる
四半世紀、お母さんが笑顔であれば未来が変わる、そう伝えてきたお母さん業界新聞社の理念をギュッと詰め込んだ、МJプロ講座。
子育てをしているからこそわかること、できることが無限にある。フツーのお母さんたちが、半径3メートルの世界から未来を考える。
ペンを持って母力を上げる
一日講座では、座学の「お母さんでよかった講座」「母力アップ講座」「文章講座」「企画講座」ほか、3つのワークを体験する。
①履歴書ではなく、母としての経験を記入する「母歴書」づくり、②未来のわが子へのレポート「お母さん業界新聞わたし版」づくり、③お母さんの視点で社会課題を考え、解決するための「企画書」づくり。書くことで母力がぐんぐん上がったところで、しめくくりは、企画のプレゼンテーションだ。
多くのお母さんが、「企画やプレゼンテーションなんて、やったことないし無理~」と言うが、受講したお母さんは、漏れなく素晴らしいプレゼンを披露してくれる。
MJプロを仕事に活かす
現在МJプロは、全国に71人。日々、母ゴコロたっぷりの記事を発信。時には「お母さん業界新聞」を地域で配り、悩んだり困ったりしているお母さんに心を寄せるなど、それぞれ孤育てをなくす自主活動をしている。
МJプロで学んだことを仕事に活かしている母たちも多い。
誰もが働く時代になった今こそ、母であることがもっと仕事に活かせることを知ったら、これまでの働き方も生き方も変わるだろう。
新しい働き方を考える
「ワーホプレイスとらんたん」のワーホとは、workとhomeを考え、つなぐ場だ。職場でも家庭でもない第三のお母さんの居場所が、横浜のみなとみらいにある。ここから今までにない価値を生み出していく。
改めて、お母さんにとって家庭とは? お母さんにとって働くとは?を考える。そもそも人は何のために働くのか?
子どもを育てる=未来をつくるお母さんだからこそ、真剣に向き合うべきテーマである。
新しい価値を創造する実証実験
従来の子育て支援だけでは一向に改善されない、少子化問題。子どもたちの未来につながるしくみや制度、商品の研究開発など、 本当に必要なものを生み出していくのも、МJプロの仕事である。
これまでお母さん業界新聞社が社会に提案し実現させてきたコトを、МJプロと一緒に、一つひとつカタチにしていきたい。
企業や自治体とも連携し、社会課題解決に向けたさまざまな実証実験を行っていく。
お母さんの○○○計画
手始めに、MJプロたちの中で「やりたい!」という声が圧倒的に多かった企画…「お母さんが笑顔になる場づくり」に挑戦する。
「ワーホプレイスとらんたん」(横浜みなとみらい)や、旭化成ホームズと実証実験中の育仕両立支援の場「イクシモルーム」(東京・世田谷区)なども参考にして、今までにない価値の「お母さんの○○○」づくりを楽しみたい。
こんな場所が欲しい、こんなことができるなど、興味がある方は、お母さん大学までお問い合わせください。
この秋、お母さんの一歩を踏み出しませんか?
MJプロ養成講座を受講したお母さんたちの声
ひっつき虫の2歳児を時折、胸に抱きながらの一日講座。母力があっぷあっぷするほど、熱い講座でした。涙あり笑いあり…無性に母力がわいてきました。母である自分の可能性に気づくことができた、忘れられない一日になりました。(大塚未希)
お母さんの眠っていた力を掘り起こされ、バージョンアップされるような講座。自分で企画を考え、プレゼンするお母さんたちのいきいきとした姿を見て〝お母さんはすごい!〟を実感。ワクワクが止まりません!(脇門比呂子)
1日3時限のハードな講座です。迷った末に申し込みました。始まってみると、とっても楽しいー! 文章講座のテキストは何度も見返したい資料。取材の仕方や推敲、校正などは仕事にも役立ちそう♪ (西山妙佳)
子育てをしていて、自分がいつのまにか「施される側」になっていたこと。でも、そうじゃない。子どもがいても工夫次第でいろんなことができるし、子育てを何倍も楽しくすることができる。そう気づけたのが一番の収穫でした。(藤川綾子)
お母さんたちを笑顔にしたり、勇気づけたり、きっかけをつくったり…。そんなこと、自分には無理だと思っていましたが、ペンにはその力がある。子育ての喜怒哀楽が人間の厚みになる。やっぱり、お母さんはスゴイ!(木綿萌)
ペンを持つことの大切さ。伝わる文章を書くことの大切さ。母になったことで、見えてくる問題。そしてその解決策を探ることの大切さ。こんな短い言葉じゃ表せないくらい、たくさんの学びと気づきのある講座でした。(菅野朋子)
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