心身ともにどん底にいた。「まずはお母さんから元気になりなさいよ!」そう言ってくださったのが、中部大学の宮崎総一郎先生(医学博士)だ。
『ねこすけくん なんじにねたん?』(リーブル刊)という睡眠の絵本の絵を担当したにもかかわらず、正しい睡眠とは何かをわかっていなかった私。
睡眠外来で先生の診察を受け、睡眠改善を図った。毎日8時間を目安に同じ時間に寝て起きて、睡眠表に記入した。朝食・昼食は栄養を考えてしっかり摂取。夕食は極力少なめにし、眠る3時間前には食べ終えた。犬の散歩で朝日を浴び、夕方からはカフェインを摂らず、お酒もやめた。室内は間接照明にし、寝る前の電子機器使用もやめた。
結果、朝が苦手だった私がアラームなしで起きられるように。しかも5キロも瘦せて、気持ちが前向きになった!
肩こりがなくなり、頭もすっきりすると、仕事の効率が上がり、出版できる絵本も1冊増えた! 先生のおっしゃる「元気なお母さん」になれたのだ!
お母さんが元気だと、夫や息子にも影響を与えるから驚きだ。ちゃんと眠るだけで、こんなに人生が変わるなんて!
あのまま睡眠を削って生活していたら、今頃私はどうなっていただろう…。
お母さん、睡眠は足りていますか?
新年を迎えて、心機一転! まずはお母さんから睡眠を見直し、元気でやさしいお母さんになりませんか?
絵本作家
さいとうしのぶ
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